こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。 先週の井原西鶴の日本永代蔵『浮世草子』の一節、 『貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」 のお話の続きです。 【見切り千両】をトップ自ら実践すると、 組織にムダ・ムリ・ムラが自然となくなります。 そんな風土が浸透するからこそ、数字は後から付いてくる。 筋肉質の財務体質はおのずと備わってきます。 ▼経営は【掛け算】でも【足し算】でもなく、【引き算】である ということ。 松井証券の松井道夫社長はこう言っておられます。 「過去の経営において、足し算の発想で …続きを読む
こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。 井原西鶴の日本永代蔵「浮世草子」にこんな一節があります。 「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」 これはなかなかの名言。 中小企業の経営者のお金の法則に相通ずるところがある、 そんなふうに考えています。 「儲かってもいないうちから、節税のことを言う」 これは、ダメ経営者のパターンです。 経営者は、儲けてナンボ。 節税ばかりに頭が回って、お金を残す努力だけではダメで、 お金儲けをやらなければいけません。 よって、 「貯蓄十両、儲け百両」 と言ったのは …続きを読む
こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。 先日の日経新聞に、消費増税から5か月近くたった今、個人消費の 行方を握る労働者の賃金についての分析コメントが出ていました。 それによれば、 ▼名目雇用者報酬 … 4~6月に前年同期比1.3%増 これは働く人すべての賃金総額です。 この数字を見れば、景気分析上プラスに解釈できそうですが… 注意すべきなのは、 【全労働者の賃金総額】よりも【1人当り賃金】の伸びは小さい、 ということ。 例えば、専業主婦が仕事に就くと、他の人の賃金は …続きを読む
こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。 わが社も世間同様、今日からお盆休み明けで通常営業モードです。 世間の風潮としてはアベノミクスの影響もあってか、【守り】より【攻め】の動き が活発化しています。ただ【社長業=究極のハイリスク請負業】ですから、常に 危機管理にはアンテナを張っておかねばなりませんね。 中国古代の兵書『孫子』にこんな一節があります。 「将に五危あり。必死は殺され、必生は虜にされ、忿速は侮られ、 廉潔は辱しめられ、愛民は煩さる」 将には5 …続きを読む
こんにちは、神戸の税理士の岩佐孝彦です。 8月に入りましたが、 私たち中小企業経営者にとって今現在のトレンド用語は「人手不足」。 ここ最近の日経新聞記事を見ると… 「有効求人倍率、6月は1.10倍に上昇、22年ぶりに高水準」 「3割がバイト確保できず、リクルート人手不足調査」 「人手不足 業績を圧迫」 という見出しが目につきます。 多くの企業がいま、採用活動に躍起になっています。 ただこうした現象は裏を返せば、あらゆる組織で新陳代謝が起こっている ことを示しているのかもしれません。 …続きを読む