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こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日ご紹介した、安室奈美恵さんの名言です。

……………………………………………………

好きな色…

何色にも染まらない黒。

何色にも染まれる白。

……………………………………………………

 

 

税理士目線で『白』と『黒』と聞けば…

どうしても連想してしまう色があります。

えっ? それって何色??

赤?? ブルー?? イエロー??

そんなキレイな色ではありません。
それは、

 

『グレー』

 

です。職業病ですいません!

(笑)

税務の世界では、
いわゆるグレーゾーンが存在します。

課税当局と納税者で経理処理について、見解の相違が生じる。

税務調査の現場では、日常茶飯事です。

9月11日付の日経新聞紙上にこんな記事が掲載されました。

 

 

『パナソニック、421億円の所得申告漏れ指摘 大阪国税局』

 

 

記事によれば、概要は以下の通りでした。

 

 

▼パナソニックが米国子会社の株式を
オランダの子会社に7371億円で売却

 

▼当局は本来の適正な売却額よりも、
412億円も安いと指摘

 

▼当局はその差額412億円を寄付金と認定

 

▼この結果、約60億円の追徴課税へ

 

 

ただパナソニック側も、
当局の指摘は受け入れられないと応戦。

 

 

「海外子会社の売却額について、
専門機関の評価を受けており、適正である」

 

と主張。

大阪国税不服審判所に対し、
不服申し立ての直接審査請求するとか。

グループ法人間取引における適正価額は一体いくらか??

国税不服審判所が今後どのような審判を下すのか??

今後の行く末を見守りたいと思います。

ただパナソニックだけではありません。

日本の99.7%を占める中小企業も同様です。

同族グループ間取引は十分留意してほしいと思います。

 

「第三者との相対取引ではなく、同族間取引なんだから、

テキトーに売却額って、決めていいんでしょ?」

 

これは絶対NG!

前述のパナソニックの事例を良い教訓としてください。

税務上の適正額か否かは常にシビアにチェックされます。

くれぐれも注意して下さい!

安室奈美恵さんの仕事観には、
学ぶすべきところが多々あります。

全国銀行協会会長で、みずほ銀行頭取の
藤原弘治氏は安室さんのファンを公言。

今回の引退に際し、
こんなコメントをされていらっしゃいます。

 

『1995年のヒット曲「Chase the Chance」
は挑戦することの大切さを歌っていて、示唆に富む。

時代の転換点にあって、銀行も既存の価値観に
とらわれてはいけない。

業界は違うが、銀行も学ぶべきことは多い。』

 

 

税務戦略においても、学ぶべきことは多い。

私(岩佐)はそう感じています。

彼女はかつてこう言いました。

……………………………………………………

私たちの仕事は、
その場の足元だけを見ていたらダメ。

常にその先を見て、
表に出た時にはその次に進んでいないと。

道は果てしなく無限。

いかようにでもなる。

……………………………………………………

 

税務における事業承継戦略にまさに相通ずる言葉です。

平成の歌姫よ、永遠に。

安室奈美恵さん、ありがとうございました。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日、安室奈美恵さんが引退。

細い眉に厚底ブーツなどの『アムラーブーム』の社会現象

を巻き起こす。

そして、平成最後の年に芸能界から身を引く。

まさに『平成の歌姫』の称号にふさわしい大スターでした。

しかし、安室奈美恵さんの芸能生活の中で悲劇が襲います。

前年に子供を出産し、歌手活動を再開。

そんな幸せの絶頂の1999年、母親が叔父に殺される。

衝撃的なニュースでした。

25万部を超えるベスト&ロングセラーとなった自己啓発本、

 

『非常識な成功法則』(フォレスト出版)

 

の最終章。

この中で著者の神田昌典氏は以下のように述べておられます。

……………………………………………………

一般的な成功法則では、
金持ちになって成功して、ジ・エンドだ。

それでおしまい。

しかし、人生そんなに甘いものじゃない。

実は、成功にはダークサイドがある。

成功するということは、

「光が当たる」

ということだ。

光が当たれば、影が濃くなる。

そして、影は成功しつつあるその過程から、
すでに濃くなり始める。

影はあなたの一番弱い部分で噴出する。

例えば、芸能人。

ある歌手が幸せの絶頂に、
母親が殺されるという衝撃的なニュース
があった。

経営者も同じ。

天才経営者と持ち上げられたと思ったら、
地に落とされる。

年商1000万円から年商5000億円の
流通グループに育て上げた、

元ヤオハン会長の和田一夫氏は、
成功の絶頂で見事に倒産した。

……………………………………………………

 

母を亡くした悲しみを胸に秘め、
女性として強く、たくましく生きる。

そんな彼女の姿は多くの共感を呼びました。

 

『光と影』

 

 

彼女の半生は、私たちに人生の奥深さを教えてくれました。

26年間の芸能生活、本当にお疲れ様でした。

そんな安室奈美恵さんにこんな名言があります。

……………………………………………………

好きな色…

何色にも染まらない黒。

何色にも染まれる白。

……………………………………………………

 

大変味わい深い言葉です。

彼女の26年にわたる歌手活動の中でのポリシーを
感じさせます。

どんなことがあっても、決してぶれることのない信念。

そんな象徴の色が『黒』。

逆に時流に合わせ、臨機応変に変化を恐れない心。

そんな象徴の色が『白』。

:
:
:

この『黒』と『白』の要素は老舗企業にも相通じます。
帝国データバンクによる、百年企業4000社アンケート。

この中でこんな質問があります。

 

 

「創業時から現在に至るまでに『変えていないもの』と

『変えたもの』は何か?」

 

 

 

安室さんの言葉に当てはめると、こうなるでしょう。

 

▼変えていないもの = 黒

▼変えたもの = 白

 

 

そして、回答結果は次の通りです。

 

 

▼変えていないもの

*社名・屋号 … 85.8%

 

 

老舗企業は、創業時のブランドや、CI(コーポレート・

アイデンティティ)を重視する姿勢が見えます。
 

▼変えたもの

*販売方法   … 78.9%

*商品サービス … 72.4%

*主力事業   … 56.1%

*製造方法   … 55.3%

百年以上の社歴の中で、商品が進化し、
製造方法も革新を遂げる。

そして、近年はネット経由の受発注も拡大。

このように、顧客ニーズや 時流に合わせ、
変えるべきところは変えてきた。

これが老舗でいられるキモなのでしょう。

 

 

私どものオフィスでも日頃より、安室奈美恵さんのエネルギーを
拝受しています。

社内恒例行事のバースデーサークルのBGMとして、

『HERO』を採用しています。

今月は私(岩佐)を含め、3人のバースデーサークルを実施。
https://www.tfp-j.com/wordpress/index.php/archives/2112

 

 

もちろん『HERO』のBGM付きで!

これは、リオ・オリンピックのテーマソングです。

昨年大みそかの紅白歌合戦でのエピソード。

彼女の同曲の歌唱シーンの瞬間最高視聴率は、
48.4%を記録し、大きな反響を呼んだとか。

平成の歌姫に当社も敬意を表すべく、
平成最後の年内いっぱいはこの曲を採用したいと思います。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

5月に日本経営合理化協会に上梓したCD教材、

『お金を残す社長の資産防衛の新常識』

はお陰様で堅調に売れているようです。

8月のランキングは2位。
https://www.jmca.jp/ranking

 

 

6位に松井秀喜氏と坂根正弘氏の対談講演がランクイン。

坂根氏は母校(大阪市立大学)が生んだ名経営者として

尊敬していますので、大変光栄に存じます。

 

ありがとうございます!

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日、日本人の快挙が世界を賑わせました。

大坂なおみ選手がテニス全米オープン決勝で
セリーナ-・ウイリアムズ選手に勝利。

日本勢初の四大会シングルス制覇を果たしました。

表彰式のインタビューが世界から賞賛されましたね。

敬服の限りです。

(拍手!)

 

 

私(岩佐)が個人的に凄いと思ったのは、
大坂選手の集中力。

相手のウイリアムズ選手は試合中に主審に対し、

「うそつき」

「盗人」

「謝って」

などと言い、激高しました。

相手選手はイライラを爆発させ、
第2セットは荒れに荒れたのです。

しかし、大坂選手は全く動じず。

相手選手が主審に抗議中、
背中を向け、とにかく試合に集中する。

試合後もこうコメントしています。

 

「何が起こったのか、わからなかった。」

:
:
:

大坂選手は3月に日本勢11人目の
女子ツアー優勝を飾った時、

「急成長の理由は何ですか?」

 

というマスコミの質問に対し、
こう答えています。

 

「ずばり集中力だと思う。

どの試合でも目標をより集中すること
に置いている。」

:
:
:

 

そして今回の全米オープンでの優勝後、
勝因を問われると、こう回答しています。

 

「我慢と集中」

このように見ても、大坂選手が試合に臨むに際し、

【集中】を大変重要視していることがわかります。

 

 

それでは、経営者が税務の世界で、

【集中】を考えるべきなのは何か?

まず以下の個人名義の資産は、資産管理会社に集中させるべきです。

 

▼自社株 (新事業承継税制活用予定の場合を除く)

▼自宅不動産

▼事業用不動産

 

個人増税vs法人減税の税制トレンドにかしこく乗る。

【集中】をキーワードに是非とも実行してほしいところです。

 

 

アメリカ経営学者のピーター・ドラッガー氏
はこう言いました。

……………………………………………………

成果をあげるための秘訣を
ひとつだけ挙げるならば、

それは【集中】である。

……………………………………………………

 

 

経済評論家の勝間和代氏は著書の中でこう言います。

 

「集中力を続かせる一番簡単な方法は、
体力をつけること。」

 

具体的には、

▼毎日の有酸素運動

▼週2回の筋トレ

▼1日6時間以上の睡眠

の3点を守りなさいと説いています。

 

というわけで、先日は連続講演でしたので、
昨夜はジムでトレーニングしました。

2日連続の講演はさすがに疲れますので。

(笑)

 

大坂なおみ選手の爪の垢を煎じ、
集中力を養っていきたいと思います。

大坂選手は日本人の誇りですね。優勝おめでとうございます!

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

今日は、日本生命・神戸支社にてセミナー講師を務めました。

参加者は約80名と大盛況でした。

演題は以下の通りです。

 

 

『こんはずじゃなかった!?

失敗事例から学ぶ「相続」の落とし穴』

 

 

家族の共有が招く争族事例や配偶者贈与の落とし穴などについて、

解説しました。

また、せっかくの生命保険も使い方を間違えると、仇になる事例も

お話ししました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先週は自然災害がありました関係で、

労基法上の法的な堅苦しい話をしました。

ただ労基法はあくまで法律であり、
経営者と社員が守るべきガイドラインを定めたものです。

過度に社員を甘やかし、規律がなければ、
組織の統制は乱れ、衰退の道を辿る。

また近年、労働者の権利意識が高まり、

社員自身が権利を怒りに変えて、組織を傷つけようとする輩

も増えています。

よって、労基法というガイドラインは必要不可欠です。

 

 

ただ本質論で考えてみましょう。

労基法の定めより、もっと大切なものがあります。

それは、経営者と社員の双方における、

 

 

▼信頼関係

▼理解

▼協力

 

 

でしょう。

 

 

私どもTFPグループにはこんな定めがあります。

 

 

『お客様に関するTFP方針10ヶ条』

 

 

これを毎週月曜日に全社員で唱和しています。

10ヶ条のうち、1つを紹介します。

……………………………………………………

お客様に対する話し方、口の利き方、
表現方法は最大限気をつけること。

決して、四角四面の杓子定規な対応を
しないように心がける。

……………………………………………………

このように明文化を通じ、現場社員への浸透を図っています。

私たち士業の本質はサービス業です。

ただ注意すべきなのは、お客様に対する説明の仕方です。

 

 

「税法ではこんな規定になっているので、
それは全く経費になりません。」

 

 

「税務署は調査の時にこう言うので、絶対にダメです。」

 

 

「労基署に聞いたら、こう言われるから、こうして下さい。」

 

 

別に間違った指導はしていない。

脱税指南や法令違反を奨励しているわけではない。

よって、士業としての職業使命は果たしている。

税理士法上も社労士法上も何ら問題はありません。

ただ上記のような杓子定規(?)な言い方をされれば、

お客様は不快感を覚えます。

 

 

そして、私たち士業に対し、お客様はこんな不信感を抱くのです。

 

 

「士業のあなたは一体、どこを向いて仕事をしているの?」

「あなたは税務署の回し者??」

「会計事務所は税務署の出先機関なの??」

「あなたは労働者の味方なの?? 経営者の味方なの??

一体どちらなの??」

「あなたに対し、お金を払っているのは一体誰?

経営者の私でしょ!?」

 

 

私たち士業がサービス業の本質を忘れると、
先生稼業の高圧的な態度でクライアントと接してしまう…(汗)

こんなことにならないように細心の注意を払うべし。

私どもも税理士法人と社労士法人を運営しているので、

しっかり肝に銘じたいと考えております。

クライアントの皆様におきましては、

もし私どもに杓子定規な四角四面の対応が見られましたら、

忌憚なくご指摘頂きたいと思います。

今日も社長業を楽しみましょう。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

本日、神戸のクライアントで冠水被害に遭われたと報告を受けた

お客様を当初のスケジュール予定の合間に精力的に回ってきました。

そして、気持ちばかりの御見舞いをお渡ししました。

先日、北海道でも地震がありました。

まさにここ数日は天変地異の状況で、胸が痛みます。

心よりお見舞い申し上げます。

 

 

長寿企業は自然災害(不可抗力)に対し、
どのように対応してきたのか??

ここで具体的な事例を紹介しましょう。

その名は、株式会社ホテル佐勘。

『仙台の奥座敷』と呼ばれ、宮城県の秋保温泉のホテルです。

平安時代末期の平家の落ち人を祖先とし、
創業から800年以上。

こんな長寿企業も2011年3月の東日本大震災で、
大きな被害を受けました。

ロビーのガラスが割れる。

電気やガスも停止。

温泉客は激減。

当時増加傾向にあった外国客も、ぴたりと足が止まる。

そんな中、当主はどう行動したのか??

「困っている人に少しでも役に立てたら」

と避難生活者に無料で温泉を開放。

その結果、多い日には1300人もの来館者。

被災者の痛手を癒す。

復旧作業に訪れた500人ほどの大阪ガスの職員に客室を提供。

173室フル稼働で協力。

また、旅館ならではの小鍋用の固形燃料の蓄えのおかげで、

温かい食事を提供できた。

さらに10日後には、日帰り温泉向けの営業の再開。

このような活動を通じ、当主はどう感じたのか??

メディアの取材に対し、当主は以下のように答えています。

……………………………………………………

私は若い経営者として周囲から、
ちやほやされてきた。

けど、震災のおかげで、
自分は単なる湯屋の親父である事実に
気づかされた。

相互に助け合い、関わり合うことで、
社会が成り立ち、

その一環として高品位な旅館づくりが
可能になるのだと。

……………………………………………………

その後の同社の快進撃は、目覚ましいものがありました。

 

 

▼平成28年

G7(財務相・中央銀行総裁会議)の主会場に選ばれる

⇒ 国内外800人以上の宿泊で、秋保地域に貢献

 

 

▼平成28年

個人旅行向け低価格宿泊施設KYOUを開業

⇒ 低予算で周遊する外国人バックパッカーをターゲット

⇒ 103室すべてシングル

⇒ 素泊まり4500円の低価格

⇒ 秋保温泉初の試み

 

 

▼平成30年

被災後の経営悪化に苛まれた町営宿泊施設
『わたり温泉鳥のうみ』の経営を受託し、

佐勘ブランドによる再生を通じ、リニューアルオープン。

 

 

 

このように老舗旅館は震災の経験から、

【地域旅館としての創業の原点回帰】

を図り、革新的なサービスを展開し続けています。

同社は江戸時代初めに仙台藩から『湯守』に任命され、

宿屋を経営しつつ、温泉を管理していました。

客から入湯料を徴収し、一部を藩に上納していました。

 

 

『佐藤勘三郎』を歴代襲名し、現在の佐藤勘三郎は34代目。

1801年には佐藤家は入湯料から、藩への上納金を差し引いた

残り3分の1を地元の湯本村に配分していました。

これは、天明の飢饉で憔悴した村の経済再建のためだったそうです。

こうした江戸時代の活動が同社のDNAになっているのです。
そして、このDNAが2011年の東日本大震災
に負けない経営努力につながったとか。

本当に敬服の限りです。

 

 

私(岩佐)もホテル佐勘のエネルギーを拝受したいと思います。

東レ経営研究所元社長の佐々木常夫氏はこう言われています。

……………………………………………………

結局、私欲を原動力に働いても、
成果が上がるのは最初だけ。

必ず頭打ちになる。

すぐに部下は、

「あいつは自分のためだけにやっている」

と見抜きますからね。

リーダーシップは志から生まれる。

「チームのため、会社のため、社会のため
に働かなければ本物じゃない」

と献身する姿が周りの人の共感を呼び、

力を貸したいと思う原動力になる。

……………………………………………………

 

 

東日本大震災後のホテル佐勘の当主の佐藤勘三郎氏の行動は、

まさに上記言葉を象徴したものと言えるでしょう。

永続組織としての自社のDNAは、

今回の自然災害時の対応で醸成される。

そう心得たいところですね。

このたび被害を受けた経営者の皆様、頑張りましょう!

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

昨日の台風21号により、私どものオフィスも臨時休業。

車の横転事故、冠水、火災、家屋損壊、大規模停電など。
各地で甚大な被害をもたらしました。

私どもの神戸のクライアントより、冠水被害に見舞われたとの

連絡が入り、胸を痛めております。

心よりお見舞い申し上げます。

今年は地震、大雨、台風と自然災害が特に多いです。

関西は受難の年となりました。

 

 

大阪信用金庫の統計調査を紹介しましょう。

大阪北部地震や西日本豪雨が
中小企業に及ぼした影響に関する調査結果。

▼地震と豪雨について『事業に影響があった』

… 38.2%

 

▼具体的な影響の内容

*1位 … 従業員の出社 (42.9%)

*2位 … 販売の停滞  (27.6%)

 

 

▼影響の回復度

*1位 … すでに回復  (71.1%)

*2位 … 建屋の損壊で
いまだ回復せず(14.5%)

 

 

これは大阪信用金庫の取引先715社に対する回答結果です。

上記は6月の大阪府北部地震や、
7月の西日本豪雨時の調査です。

昨日の台風の影響も大いに心配されるところです。

 

自然災害が原因で、公共交通機関が停止。

それにより職場において、

 

▼全日休業とする

▼就業時間中に早退させる

 

といった場合の賃金はどうなるのか??

:
:
:

その前に、経営者が知っておくべき
労基法の必須知識をお話ししましょう。

労基法26条にこんな規定があります。

 

……………………………………………………

使用者の責に帰すべき事由による
休業の場合、

使用者は休業期間中、
当該労働者に対し、

その平均賃金の100分の60以上の
手当を支払わなければならない。

……………………………………………………

 

つまり、経営者の責任で休業した場合、
日給ベースの6割以上の賃金を支払うべし。

ザックリ言えば、こんなイメージです。

上記条文で言う、

 

【使用者の責】

 

の範囲はどこまで含まれるのか?

労基法では【使用者の責】は大変広範囲です。

業績悪化に伴う経営不振のため、仕事がない状況に陥る。

そこで、生産調整を余儀なくされ、休業した場合。

これはまさに【使用者の責】あり!

労基法上では、そう判断されることになります。

 

また、取引先の倒産により部材調達が不可能に。

そのため仕事がなく、やむなく休業とした場合。

この場合でも【使用者の責】あり!

労基法上では、そう判断されることになります。

自社の経営不振ではなく、
あくまで取引先の経営障害による休業でも、
経営者の責任とされるのです。

故一倉定先生の名言として、
先日のブログで以下を紹介しましたね。

 

……………………………………………………

電柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
みんな社長の責任だ。

……………………………………………………

 

 

東レ経営研究所元社長の佐々木常夫氏に、
こんな名言があります。

 

……………………………………………………

そもそも世の中は理不尽なものです。

まずはその現実を受け入れなくては
いけません。

……………………………………………………

 

佐々木常夫氏は東京大学卒業後、東レに入社。

2001年、同期トップで取締役に。

まさに絵に描いたようなエリートでいらっしゃいます。

しかしプライベートでは大変苦労されていらっしゃいます。

長男が自閉症になり、しばしば問題を起こし、
その世話に追われる。

妻は肝臓病とうつ病を患い、大阪・東京と6度の転勤。

そんな中で、破綻会社の債権や事業改革で、
仕事も多忙を極める。

そんなご苦労を重ねてこられながらも、
多大なる功績を残された佐々木氏の言葉には、
大変重みがあります。

 

 

これらの名言を法的に解釈したのが、
まさに労基法26条と言えるでしょう。

使用者の責任は本当に広範囲に定められています。

経営者は理不尽な世界で生きているのです。

 

 

それでは、自然災害による休業は、
労基法上どう解釈されるのか??

結論から言えば、こうなります。

 

 

▼自然災害による休業

⇒ 使用者の責任なし

⇒ 休業手当の支払義務なし

 

(注)休業手当:平均賃金の60%

 

さすがに労基法も“鬼”ではありません。

何でもかんでも労働者に不利なことは、
すべて経営者の責任だ!?

とは言っていませんので、ご安心下さい。

(笑)
自然災害はあらゆる経営者にとって、不可抗力です。

自助努力では全くコントロール不能です。

 

昨日、金沢で予定されていたプロ野球。

巨人対横浜DNAの試合は、
台風の影響で中止となりました。

横浜DNAのラミレス監督はこうコメントしました。

 

「天候だけはどうしようもない。

しょうがないシチュエーションだね。」

故一倉定氏の言葉を借りれば、
電柱が高いのも郵便ポストが赤いのも、
経営者の責任かもしれません。

ただ地震・大雨・台風は法的に、
経営者の責任はゼロと解釈されています。

自然災害はあくまで外部要因であり、
使用者の経営管理上の責任なし。

このように法的に考えられているのです。

就業時間中に天候の悪化などにより、
社員を早退させる場合も同様の考え方です。

この場合も、使用者責任の範囲【外】とされています。

よって、早退したことにより、
1日のうち一部就業しなかった時間。

この時間に相当する差額の賃金は、
休業手当の対象になりません。

単に雨が降っているから早退。

これは合理的な理由に欠けるため、
使用者の責と解釈される場合もあります。

但し、暴風や大雨の警報など客観性のあるものがあれば、
不可抗力とみなされます。

 

 

また、自然災害により就業できなかった日は、
有給として認められるのか??
つまり、事後的に年次有給休暇に振り替えたい旨
の申出が社員からなされた場合、

法的に認める義務があるのか??

 

答えはNo。

 

なぜなら、自然災害により就労不能になった日は、

 

【休業日であり、労働日ではない】

 

からです。

労働日に就労免除を得る年次有給休暇が

発生する余地はそもそもありません。

以上より、社員の申出に応じる義務はありません。

 

 

自然災害時の労基法の取扱いは、
経営者にとって理不尽な話は一切なし。

つまり、自然災害による就労不能時間は、

 

【ノーワーク・ノーペイ】

 

で法的にOKとされているのです。

:
:
:

しかし、以上は法的な話にすぎません。

法的に有給を認める義務はないが…

 

 

▼任意で社員の有給申出に応じることは問題なし

 

 

実務上では、こんな取扱いになっています。

自然災害による休業日を社員の希望に応じ、
有給にすることを検討したい。

そうお考えの経営者に、
有給に関する統計データを紹介しましょう。

厚生労働省による調査で、
わが国の平均有給消化率は一体いくらか?

 

49.4%(平成28年度)。

 

とても低い数字です。

政府が声高に『働き方改革』を提唱しても、
各企業の現場では、100%の有給消化は程遠い状況。

そんな厳しい現実が浮き彫りになっています。

もしあなたの経営の現場でも、
有給消化が進んでいない現状があれば、

法的に義務はないとはいえ、自然災害による休業は有給扱いに
してもよいでしょう。

労基法は私法上の効力として、あくまで

 

【最低基準】

 

を定めたものと考えられています。

よって、労基法に達しない部分は、

 

【無効】
となりますが、労基法の定めより有利なものは、
【有効】のままで問題なし

とされています。

経営者が専制君主のように好き勝手に、
社員を奴隷のように扱ってはいけない。

この精神が根底に存在するのが、
労基法であると認識して下さい。

 

自然災害に負けず、頑張りましょう!

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

今日は、社内恒例行事のバースデーサークルを実施。

当月に誕生日を迎えるスタッフに対し、スタッフ全員でお祝いの

メッセージを言う儀式です。

 

9月は社内で3名が誕生日を迎えました。

25歳のM君、還暦を迎えたHさん、そして私(岩佐)。

 

 

25歳のM君は将来税理士を目指す若手のホープ。

松下幸之助氏がかつて、

 

「人間が成長するうえで最も大事なのは、素直さである」

 

と言われましたが、まさに素直さを持った好青年。

 

そして、還暦を迎えるHさんはベテラン税理士として、

私(岩佐)の片腕的存在です。

 

 

バースデーサークルとは別名『承認の輪』といわれます。

米国教育学者のピータークライン先生が開発した方法です。

 

 

「岩佐社長がこの世に生まれて、本当に良かったです。

なぜなら…」

 

 

という恥ずかしいセリフから始まる儀式ですが、

今日はスタッフの皆からあたたかいメッセージをもらって、

改めてこのイベントの意義を再認識させられました。

社員の皆さん、ありがとう!

今日も社長業を楽しみましょう。

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

経営者の年金が特別な理由は、もう一つあります。
法人の【決算月】の影響を受ける点です。

年金支給開始年齢を迎える3ヶ月前に、
年金請求書が日本年金機構から届きます。

この頃に年金事務所に相談に行って、

 

「報酬が高いと、年金が支給停止になる」

 

ことを知らされます。

そこで、年金を受給するため、
報酬設定を変更しようとする。

しかし、

 

▼法人の決算月と本人の生年月日の組み合わせ

 

によっては、報酬を変更することが
今期はもうできず、

最初の1年の年金を全部受け取ることが
できないケースもあります。

例えば、3月決算法人を考えてみましょう。

法人税の申告期限は基本的に5月末日です。

そして5月下旬頃に定時株主総会&取締役会を開催。

そこで、報酬を決定することになります。

その後、10月10日生まれの経営者のもとに
7月に年金請求書が届いたとします。

それから年金事務所に相談に行きます。

そこで、現状の報酬設定であれば、
年金がもらえないことを知る。

その後、報酬を変更しようとしても…

もう今期はタイムアウト!

 

 

但し、この場合の裏ワザとして、

 

▼決算月の変更届

 

を税務署に提出し、報酬月額を引下げ。

これにより、公的年金をもらうことは可能です。

ただこの場合でも、報酬月額変更後の年金がもらえる
ようになるまでに、半年程度の時間を要することがあります。

なぜなら、減額後の報酬を3ヶ月連続で支給した後でないと、

報酬月額変更届を提出できません。

また、年金の支給スケジュールが、
前月までの2ヶ月分を偶数月に支給する。

こんな後払いになっているためです。

 

それでは、経営者が公的年金をもらうためには何をすべきか??

それは以下の3つの方法が考えられます。

 

 

▼その1 報酬を下げる

⇒ 役員報酬をグッと引き下げる

⇒ その代わり、
個人名義の不動産を法人に貸し付け、
不動産所得を得る
 

▼その2 引退する

⇒ 次世代にバトンタッチした上で、
個人コンサル事務所を開設し、
事業所得を得る

 

▼その3 報酬の支払い方を変える

⇒ 税務の仕組みを利用し、
年収を変えずに月額報酬を下げる

 

 

巷の社労士やFPは上記のうち《その3》を
声高に推奨していますが、

あくまで【部分最適】のお話にすぎません。

経営者がお金を残すには、部分最適ではなく、

 

【全体最適】

 

を目指さなければなりません。

つまり、厚生年金法の視点だけではなく、

 

▼法人税法

 

の視点が必要不可欠です。

また、100%メリットオンリー
というシナリオは基本的にありません。

当然ながら、デメリットもあります。

よって、経営者の皆様におきましては、
総合的に勘案して頂く必要があるのです。

 

 

▼厚生年金法(=社労士領域)

▼法人税法(=税理士領域)

 

をバランスよく考慮しましょう。

ただ経営者が自らの年金問題をクリアできれば、
諸手を上げて、

 

『夏の終りのハーモニー』

 

を謳うことができる??

井上陽水はこの歌詞として、以下のように制作しています。
……………………………………………………

夜空をただようだけ

星屑の間を揺れながら

二人の夢 あこがれを

いつまでも ずっと 想い出に ♪

真夏の夢 あこがれを

いつまでも ずっと 忘れずに♪

……………………………………………………

 

先日、5年後にバトンタッチを予定する、
クライアントの社長がしみじみとこうおっしゃっておられました。

 

「今まで振り返ってみて、
いつも何かに追われている感じがする。

会社の業績が悪い時は、
旅行に行っても何かつまらない。

会社の業績が良い時は、
旅行に行くと、すごく楽しい。」

 

 

経営者にとっては、本業の業績が人生の全てかもしれません。

しかし、経営は山あり谷あり。

社長業は本当に過酷です。

 

 

日本経営合理化協会の会員企業の経営者を
長年指導してこられた故一倉定先生の名言があります。

……………………………………………………

世の中に良い会社、悪い会社は
存在しない。

あるのは、良い社長と悪い社長だけだ。

電柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
みんな社長の責任だ。

……………………………………………………

 

大変有名なフレーズですが、
改めて噛みしめてみると…

経営者にとっては本当に理不尽なお言葉ですね。

経営者が電柱や郵便ポストに
何をしたというのか??

 

でも、私(岩佐)の場合、朝と晩の各40分間×2回の計80分、
ウォーキングしていますが、電柱に愛犬イチローが
マーキングしています… ごめんなさい!

ただマーキング箇所にはエチケットとして、
ちゃんと水をかけているので、お許しを!

(笑)

 

そう考えれば、
経営者の年金問題も理不尽かもしれません。

 

自分の主宰する法人負担と合わせ、
3000万円も保険料を払ってきたのに…

1円も老齢厚生年金がもらえないのですから。

 

だからこそ!

晩年は年金問題を解決し、

『夏の終りのハーモニー』よろしく、

現役生活(=真夏)時代の夢を想い出しながら、
ハッピーリタイアを実現すべし。

経営者はそうありたいものですね。

今日も社長業を楽しみましょう。