こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
イスラエルとイランで戦争勃発。
当初の核施設から
全土に標的を拡大へ。
ロシア・ウクライナ戦争もそうですが、
死者の犠牲が出るのが
無情に感じます。
戦争の報道を見ると、
【無血開城】
の尊さを再認識させられます。
明治維新は近代日本誕生の
一大ドラマとも言われます。
クライマックスは何と言っても、
江戸の無血開城です。
立役者は言うまでもなく、
▼勝海舟
▼西郷隆盛
でした。
互いに尊敬し信頼し合う
二人の大人物が、
国家の一大事に手を組んだのは、
日本人として幸せだったとも
言えるでしょう。
当時、官軍にも幕府側にも
戦争を主張する人間が存在した。
官軍にはイギリス、
幕府方にはフランスが、
それぞれ力を貸そうとしていた。
もしこの時、
官軍としての権威とか、
徳川家の将来だけに
とらわれていたら、
その交渉は決裂し、
強大な外国の武力を背景に、
死者の犠牲は免れなかった。
それ以上に、
「日本の将来」
を深く考えたのです。
当時アジア諸国は続々と
欧米列強の植民地と化していた。
もし日本人同士が国内で
徹底的に戦えば、
どちらが勝っても、
国は乱れ、疲弊し、
外国の乗ずるところとなって、
ついには滅びるかもしれない。
それを絶対に回避すべく、
「大所高所」
の視点で無血開城を可能にした。
まさにトップリーダーとして、
ふさわしい行動だったのです。
大所高所の視点は、
我々税理士にとっても大切です。
適正申告のためには、
税金計算ミスは許されない。
そうなれば、
アリの目に我々は終始しがち。
結果、
大所高所(=鳥の目)で、
俯瞰できなくなる。
そんな弊害と常に背中合わせで、
会計事務所は仕事しているのです。
税に対して、
どんなイメージを持つべきなのか?
▼× … 税=計算
▼〇 … 税=法律
オーナー経営者は誰しも、
節税ニーズを持っています。
しかし、
【税=計算】
というイメージであれば、
策に溺れ、節税が数字遊びや
マネーゲーム化するリスクあり。
そうなれば税務調査で、
“無血”
で終わることはないでしょう。
大所高所の視点を
税の世界に落とし込むためには、
【税=法律】
というイメージを持ち、
税を深く考えるきなのです。
そうすれば、
税の世界が立体化してきます。
私(岩佐)がいつも言うように、
「点ではなく、ゾーンで勝負せよ」
ということです。
税の世界も大所高所から
深く見てほしいと思います。
結局のところ、
目先のことや枝葉末節に
トップがとらわれず、
大所高所から判断する。
このことがいかに
大切かということです。
稲盛和夫氏はかつて、
「売上は最大に、経費を最小に」
という経営の大原則を提唱しました。
しかし時代は大きく変わっています。
先日の長嶋茂雄氏の訃報を
“昭和の終わりの象徴”
を意味すると、
メディアは報道しました。
3年前の稲盛和夫氏の訃報は、
“デフレの終わりの象徴”
と私(岩佐)は考えています。
売上を最大化すべく、
目先の売上に心を奪われれば、
“見えないコスト”
に経済的損失を被ります。
経費を最小にすべく、
ローコストオペレーションを
追求しすぎれば、
持続的賃上げもできず、
大切な取引先も失いかねません。
もはや根本的に
経営体質の変革を図らなければ、
時代の変化は御社の都合を
待ってくれないのです。
そこで日本経営合理化協会に
この度上梓した新教材の中で、
以下のコンテンツを
5巻セットでお届けしています。
▼第1巻
中小企業はなぜ、
1人当たり粗利益の壁を
超えられないのか?
▼第2巻
社長しかお客様を選べない!
社長も社員も疲弊しない
受託審査とは?
▼第3巻
オーナー社長が老後資金を
蓄財する本当の意味とは、
決して自分のためではない。
▼第4巻
社内業務の属人化の排除を!
ブラックボックス化を
今こそ打破しなさい。
▼第5巻
お金は稼ぐより残す方が難しい
堂々たる社長人生を歩むための
資産戦略とは?
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人手不足時代の資産戦略の新常識
~ 人口減少で迫る
2030年問題に先手を打つ! ~
(日本経営合理化協会)
収録時間:5時間57分
定価:55,000円
(会員価格:51,700円)
https://www.jmca.jp/prod/12130
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デジタル音源版はご購入後、
すぐにお聴き頂けます。
血を流すのは誰しも嫌です。
無血を経営でも目指すべし。
今日も社長業を楽しみましょう。