こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日、クライアントにご訪問した時のこと。

社長室にBGMがかかっていました。

そして社長がふと、こうおっしゃられました。

 

 

「この前の先生のブログで、井上陽水の『少年時代』のことが
書かれていたんで、それ以来、無性に井上陽水の曲が
聞きたくなったんですよ。

やっぱり、井上陽水はいいですね。」

 

 

そうです。BGMは井上陽水の曲だったのです。

ありがとうございます!

(笑)

先日のブログで、井上陽水の『少年時代』について言及しました。

出光興産の経営統合からのレッスン①

 

 

8月も終わろうとしている今ピッタリの井上陽水の名曲と言えば…

『夏の終りのハーモニー』でしょうか??

作詞は井上陽水、作曲は玉置浩二。

二人の天才アーティストによって生まれた名曲です。

玉置氏は安全地帯のボーカル。

安全地帯は元々、旭川で結成されたロックバンドでした。
デビュー前から、その音楽性は高く評価されていたとか。

その噂を聞きつけ、井上陽水は旭川まで飛ぶ。

そして、無名の安全地帯を自らのバックバンドに起用します。

その後、安全地帯はメジャーデビュー。

4枚目のシングルが大ヒット。あの『ワインレッドの心』ですね。

作詞が井上陽水、作曲が玉置浩二。

ここから安全地帯はブレイク。

井上陽水はいわば、安全地帯の生みの親だったのです。

人気歌手となった安全地帯とのコラボで
歌う曲を井上陽水が作詞。

それが『夏の終りのハーモニー』でした。

この曲はまさに二人の集大成だったのかもしれません。

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経営者のお金の世界ではどうか??

 

 

『夏の終りのハーモニー = 老齢厚生年金』

 

私(岩佐)はこんなイメージで考えています。

 

 

▼夏 =  エネルギー・熱気 =  バリバリ現役世代

 

 

ということは、

 

 

▼夏の終り = 現役世代の終盤

= ハッピーリタイアメント直前期

 

 

を示すことになります。

ハッピーリタイアメント直前期を彩るお金と言えば、

【老齢厚生年金】です。

ただ顧問の社労士に相談したら、

「社長は役員報酬が高いので、年金はもらえませんよ。」

と一蹴されて終わり??

さも当たり前と言わんばかりの対応??

というわけで、私どもTFPグループの社労士法人に
経営者の年金相談が持ち込まれる。

そんなケースが今増えています。

 

 

それでは、経営者の年金について考えてみましょう。

統計データによれば、

 

 

▼経営者の平均年齢 59.3歳

▼経営者の年齢のピーク 66歳

▼経営者の厚生年金保険料 年間約60万円

▼30年以上納めた個人負担約1500万円

▼本人負担+法人負担の合計約3000万円

 

 

となっています。

 

上記の状況であれば、経営者は、

 

 

▼年間100~150万円の厚生年金

 

 

を受給する権利が発生します。

しかし!!

経営者が現役世代を続け、概ね60万円以上の役員報酬が
支払われていると、老齢厚生年金は【全額支給停止】に

なってしまうのです。

この『停止』という表現だけを見ると…

いつか再開されそうですが、
実際には永遠に停止となる場合もあります。

つまり、厚生年金法上では【支給停止】と言いますが、

厳密には【不支給】と言った方が良いのかもしれません。

 

 

セコム創業者の飯田亮氏はかつてこう言いました。

……………………………………………………

仕事というのは、やめなければ本物になる。

続ければ、必ずものになる。

……………………………………………………

 

 

しかし、経営者の年金問題は上記の名言とは逆の現象が起こります。

……………………………………………………

年金というのは、やめなければもらえない。

(社長を)続ければ、必ずものにできない。

……………………………………………………

 

 

こんな皮肉な結果が生まれてしまうのです。

経営者の多くは公的年金に関し、大きな錯覚を抱いています。

それは「65歳になったら、私は全額年金をもらえる。」

そう思っている人が多いということ。

しかし、

 

 

▼65歳以降も高額の役員報酬

 

で働き続けると、老齢厚生年金(報酬比例部分)は、
1円ももらえない。そんなことが起こります。

 

 

(注)

公的年金は基本的に2階建てになっており、
1階部分の老齢基礎年金は請求手続きさえ
行えば、65歳以降全額もらえます。

 

 

「なぜ?? 今までずっと厚生年金保険料を払ってきた。

個人負担で1500万円、法人と合わせ3000万円。

これだけ払ってきて、
自分はどうして、1円ももらえないの??」

 

 

こうした疑念が経営者の心に生まれるのです。

ただ誤解しないで下さい。

自分が今払っている保険料は将来自分がもらうべき年金として
積み立てているわけではありません。

公的年金制度の基本理念はあくまで【世代間扶養】です。

現役世代の保険料負担で、高齢者世代(受給世代)を支える。
一人ひとりが私的に行ってきた老親の扶養を社会全体の仕組みへ。

これがまさに公的年金の運営方針です。

 

年金を現在もらっている人は現役世代が今払っている保険料で
自分の年金を賄ってもらっている。

これが正確なメカニズムなのです。

よって、年金制度の主旨からすれば、

 

 

「今までずっと厚生年金保険料を払ってきたのに、

自分は老齢厚生年金を1円ももらえない。」

 

 

そんな現象は当然起こりうることですが、

 

 

「ちゃんと払ってきたのに、何でもらえないんだ!

とても納得できない!」

 

 

という理不尽感が経営者に残るのです。

このお話は次回に続きます。

今日も社長業を楽しみましょう。

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