こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&
経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO
岩佐孝彦@税理士です。
高市総裁が誕生。
英国元首相で「鉄の女」と
称されたサッチャー氏を敬愛。
日本史上初の女性首相として、
金融市場も期待が高まり、
日経平均株価は最高値を更新へ。
高市総裁のまさに
「リーダーシップ」
に注目が集まっています。
企業に落とし込んで考えると、
「優秀なる経営者
= カリスマ性を持つ人物」
をイメージするかもしれません。
リーダーシップとは、
持って生まれた才能である。
そんなふうに考える
風潮がありますが、、、、
実は経営に効果的な
リーダーシップのあり方は、
過去から研究され、
理論として体系化されています。
持って生まれた才能では
決してありません。
しっかり学ぶ姿勢があれば、
誰でもリーダーシップを
身に着けることができるのです。
二代目経営者の
誰もが悩むのが、
先代のような統率力を
自分が持てるかという点です。
周囲は何かにつけて、
先代と自分を比較する。
そのような中で、
次世代経営者として
リーダーシップをどう発揮すべきか?
そんな葛藤に
二代目なら誰もが直面します。
ただご安心を!
リーダーシップはきちんと学べば、
誰でも備えることができるでしょう。
有名な理論としては、
【第5水準のリーダーシップ】
です。
『ビジョナリー・カンパニー2
~ 飛躍の法則』
(ジム・コリンズ著)
(日経BP社)
の中で提唱された理論です。
世間一般にイメージされる、
強烈な個性に基づく
カリスマ性のあるリーダーシップは、
【第4水準のリーダーシップ】
として否定的に論じられています。
コリンズ氏の研究によれば、
良い企業から偉大なる企業に
飛躍させた経営者は皆、
【第5水準
= 謙虚さ+不屈の精神】
という同じ性格を有しているとか。
自尊心の対象を
自分自身ではなく、
偉大なる企業を作るという
大きな目標に向けている。
我や欲が無いのではない。
それどころか、
信じがたいほど
大きな野心を持っているのだが、
その野心は何よりも
組織に向けられていて、
自分自身には向けられていない。
こう論じられているのです。
一見ごく平凡で、
驚くほどの謙虚さを持っている。
ただ一方で、
競合相手に対し好戦的である。
不屈の精神、
禁欲的なまでの決意によって、
偉大なる企業に飛躍するために
必要なことは何でも実行する。
これこそ、
偉大なる企業に飛躍させる
リーダーシップなのです。
第5水準のリーダーシップを
兼ね備える米国経営者の例として、
以下の名前が挙げられています。
▼デービット・マクスウェル氏
(ファニーメイ社)
▼コールマン・モックラー氏
(ジレット社)
▼ダーウィン・スミス氏
(キンバリークラーク社)
上記3名の偉大なる経営者は、
自社の株価を471倍にまで
成長させた実績を有しています。
そして注目すべきは、
米国で同時代の経営者として、
有名だった
ジャック・ウェルチ氏(GE社)の
名前は出ていない事実です。
GE社の同時代の
株価上昇率は2.8倍にすぎないとか。
始めから偉大だった企業の
トップは評価されていないのです。
経営者としての野心は、
何よりも会社の成功に向けられている。
自分の名声や資産には
向けられていない。
自分が引退した後に
会社がさらに成功を収めることを望む。
成功の基盤を作った
自分の努力には、
世間が気づきもしないだろうことを
問題にしない。
これが、
第5水準のリーダーシップなのです。
しかし、もう抽象論はいいですね。
具体論に行きましょう!
第5水準のリーダーシップを
実際にどのように具現化すべきか?
オーナー経営者としての
資産戦略はどうあるべきか?
今年6月に日本経営合理化協会に
上梓した音声教材では、
約6時間の講話を通じ、
下記5巻セットで解説しています。
▼第1巻
経営環境の変化を見定め、
これから採るべき
会社と社長の資産戦略とは?
▼第2巻
働きがいをお金以外でも引き出し、
社長と社員を豊かにする仕組みとは?
▼第3巻
老後資金を社員と共に
形成する賢い資産戦略とは?
▼第4巻
後継社長を育成する
組織設計のための資産戦略とは?
▼第5巻
お金は稼ぐより残す方が難しい!
堂々たる社長人生を歩む資産戦略
……………………………………………
人手不足時代の資産戦略の新常識
~ オーナー社長が
社員と共に賢くお金を残す ~
(日本経営合理化協会)
収録時間:5時間57分
定価:55,000円
(会員価格:51,700円)
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……………………………………………
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星野リゾート社長の
星野佳路氏は、
【リーダーとは役者である】
と語っておられます。
立派な人間になろうとは
なかなか思えないし、
実際問題なかなかなれないし、
ハードルが高い。
私(岩佐)のような
天賦の才が無い人間なら尚更です。
ただ良いリーダーが
何をしているのか十分学び、
オフィスに出社し退出するまで、
脚本通りに演じ切る。
しっかり演じることができれば、
組織の中で良いリーダーと映る。
また、その組織を実際に
リーディングすることができる。
リーダーシップ論は今の時代、
いくらでも学べる環境にあります。
あとは、
脚本通りに演じ切れるかどうか?
これからの時代の
経営者のあり方なのです。
高市総裁も昨年の反省を活かし、
決選投票前の演説の脚本を
事前に念入りに作っていたとか。
今日も社長業を楽しみましょう。