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【動物戦争】クマ被害 vs クロネコヤマト

こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&

経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO

岩佐孝彦@税理士です。

 

クマ被害の報道が絶えません。

死者は過去最大。

 

東京都でもクマが目撃。

秋田県では自衛隊が派遣へ。

 

クマの出没件数が多い

都道府県として、

 

▼岩手県 3,453件

▼秋田県 3,089件

▼青森県 1,384件

 

が上位になっています。

 

クマ対策として何が有効なのか?

素人にはわかりませんが、

被害者がこれ以上、

出ないことを祈ります。

 

ビジネス社会の中で、

クマで思い出されること。

 

それは、

 

 【動物戦争】

 

かもしれません。

 

昭和50年代。

宅配業者が当時しのぎを削り、

熾烈なPR活動が行われました。

 

会社のロゴマークに

動物をキャラクターとして用いる。

今も続くロゴマークがあります。

 

▼ヤマト運輸 … クロネコ

▼日本通運  … ペリカン

▼つばめ急便 … ツバメ

▼西濃運輸  … カンガルー

▼佐川急便  … 飛脚

(注)厳密には動物ではない

 

先駆者はクロネコヤマト。

宅配便市場で同社が

大成功を収めた後、

動物名を冠したパクリのサービスが、

雨後の筍のように現れたのです。

 

その数、実に40社。

 

しかし結局、

どこも本家のクロネコヤマトを

超えることはできませんでした。

動物戦争から学べるのは、

 

「本質を捉えず、名称だけを変える」

 

という表層的な模倣の愚かさです。

 

誰の目にも明らかな

あからさまなパクリはNG。

 

しかし誤解してはならないのは、

模倣自体は悪いことではありません。

 

【構造レベルの模倣】

 

はむしろ積極的に行うべきです。

 

対象を深く観察し、

その背後にある仕組みを抽出する。

 

そのうえで、

自社の土俵に移し替える。

 

そこに独自性を加えた時、

 

 【イノベーション】

 

が初めて生まれるのです。 

 

クロネコヤマトの生みの親。

 

そんな小倉昌男氏は、

 『経営学』(日経BP)

のご著書の中でこう述べています。

…………………………………………

数々のセミナーや講演を聞いた結果、

私が得たもの。

それは、

経営とは自分の頭で考えるもの、

その考えるという姿勢が

大切であるということだった。

…………………………………………

 

深い模倣というのは、

一定以上の知性を必要とする

難事業でしょう。

 

ただだからこそ、

大きな成果につながるのです。

節税の世界でも、

模倣のあり方には注意が必要です。

 

 「こうしたら節税になる」

 

という情報に安易に

飛びつくのは早計でしょう。

 

記憶に新しいところでは、

 

▼ドローン

▼足場レンタル

▼LEDレンタル

 

といった節税スキームあり。

 

ただ令和4年度税制改正にて、

上記のスキームは封鎖されました。

 

 

節税商品にも色々ありますが、

 

▼税効果の本質を見極める嗅覚

▼税務リスクの選球眼

 

を磨かねばなりません。

 

重心を低く、低く、低く、

脳みそに汗をかき、

マーケットをよく観察する。

 

そのうえで、

自社の差別的優位性を見い出す。

 

抽象的世界で本質を見る目を

常に忘れべからず。

クマに話を戻すと、、、、

 

新聞配達員が

早朝にクマに襲われる。

そんな報道が相次いでいます。

 

クロネコヤマトを始め、

宅急便配達員の方々も

安全第一で頑張ってほしいですね。

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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