こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&
経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO
岩佐孝彦@税理士です。
パナソニックは2026年度に際し、
新入社員1,000人を迎えました。
2025年度は12,000人のリストラ。
同社は組織内の新陳代謝を
精力的に行っています。
リストラ人員の中には、
“働かないおじさん”
も含まれていたことでしょう。
生まないためにどうすべきか?
個人の責任にするのではなく、
仕組みとして解決できるか?
大半の経営者が思いつくのは、
「インセンティブ制度の導入」
でしょう。
目標を数字に落とし込めば、
以下の効果が期待できます。
▼数字が無いから、
不満が生まれるの是正
▼数字はお互いの「誤解」を
なくしてくれる
▼数字はとことん「客観的」に
してくれる
▼数字は「感情」を切り離してくれる
▼評価せざるを得ない「結果」を
数字で示す
▼数字は「なんとなく」を許さない
但し、
インセンティブ制度には
弊害もあります。
目標の【%】は注意して下さい。
例えば、
「契約率70%を目指す」
という目標の場合、何が起こるか?
10件中7件の契約が取れたら、
次の8件目に臨まなくなります。
「下手に次の契約を失敗したら、
11分の7で70%を切ってしまう」
と考える。
チャレンジすることが
本人の不利益になってしまうからです。
やらない方が得になるのです。
「うちの会社は利益が
前年比150%で成長」
といったところで実態はどうか??
1億の利益が1.5億になった?
1,000万円の利益が1,500万円になった?
100万円の利益が150万になった?
1万円の利益が1.5万円になった?
%は同じでも、
金額ベースでみれば全く違います。
【前年比】の基準も要注意!
昨年は10億円の売上。
今年は、
「前年比105%の売上を達成」
することが目標になったとします。
半年が経過し、
予想よりも売上が順調に進み、
12億円の売上が達成できる。
「ちょっと待てよ。
来年も前年比105%の
売上目標になりそうだ。
銀行を呼んで、
事業計画発表会を毎期やっているが、
無難な目標値は105%だからな。
そうであれば、
来年の目標達成が
苦しくならないように、
今年の売上は11億円くらいに
抑えておこう」
という誘惑にかられるのです。
【%】
によって行動にブレーキをかける。
【前年比】
という計算にとらわれ、
目の前の成長を止めてしまう。
追い風が吹いているときに
一気に攻めて、
圧勝を目指した方が絶対によい。
先行き不透明の今日では、
来年も再来年も、
同じように成長できるとは限らない。
現状維持さえ難しいかもしれない。
「余力を残す」
という経営判断が癖になり、
全力プレイをしなくなる。
そんな組織文化を醸成し、
“働かないおじさん”
を増幅させる温床になります。
余力を残すのは本来、
新規事業に備えるための言葉です。
創業22年&税理士登録29年の
経験則上から言えるのは、
経理では一般的に、
“働かないおじさん”
を生む組織風土ができやすいこと。
経理というのは、
企業の売上・経費・給与などの
数字を日々記録・管理し、
経営状態を把握・報告するための
“会社の金庫番”
の役割を本来持っていますが、、、
経理の仕事は多岐にわたります。
*入出金の管理・記録
*売掛金・買掛金の管理
*請求書の発行
*振込支払い
*経費精算
*伝票作成・仕訳入力
*資金繰り表の作成
*税理士とのやりとり
etc.
このように彼らは日々、
「数字」
を扱う仕事にもかかわらず、
「数字で評価が難しい」
という矛盾を生みやすい。
営業に従事する社員の場合、
▼契約件数
▼契約金額
▼訪問アポ件数
▼面談件数
▼リピーター獲得数
など目標の数値化がやりやすい。
一方、
経理社員の仕事を
数値化すれば以下の通り。
▼1ヶ月あたり仕訳処理件数
⇒ 月間で処理した伝票の件数
⇒ 労働生産性のベースライン
▼1件あたり処理時間
⇒ 仕訳1件に要した平均時間
⇒ 処理時間合計÷件数
⇒ 業務効率性の指標
▼月次決算のスピード
⇒ 対象月の締め処理が完了した日付
⇒ 毎月末から10営業日以内で完了
⇒ 業務スピードの指標
▼入金&支払遅延率(支払期日遵守率)
⇒ 期日通りに処理された
支払い・入金の割合
⇒ 資金繰り&債権管理の品質指標
▼経理DX提案
⇒ クラウド経理導入の検討
⇒ 時流にマッチした
業務改善意識レベルの指標
あなたの会社はいかがでしょうか?
このような指標で、
経理社員の目標管理を
数値化するのは極めて難しい。
経営者は営業畑や製造畑の方が多い。
経理の専門知識はわからない。
その結果、
【属人化】
という弊害が生まれ、
「俺(私)がいないと困るだろう」
「経理の仕事は俺(私)しか
わからないから、
誰も自分を管理できない」
との思惑が本人に芽生え、
【経理の仕事 = 特権階級】
になってしまうのです。
数字を扱う仕事を日々しているのに、
数字で自分はマネジメントされない。
こんな皮肉が社内で見られ、
“働かないおじさん”
が組織内ではびこって、
ドンキ創業者の安田隆夫氏の
お言葉を借りれば、
「集団運を落とす」
ことにつながるのです。
だからこそ、
人手不足時代の経営戦略の新常識
⇒経理はもう雇わない
⇒ バックオフィス業務は
アウトソーシング
が重要になります。
私共TFPグループでは、
在宅ワーカー主婦の組織化に成功。
ただ今、
「中小企業の人手不足時代の
ソリューションサービス」
として経理代行事業を展開中。
▼経理の突然の退職
▼経理の高齢化
▼経理を身内でやっていて、
本業に集中できない
など、
お悩みの経営者は
お気軽にお問合わせ下さい。
《バックオフィスBPOサービス》
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今日も社長業を楽しみましょう。