こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&
経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO
岩佐孝彦@税理士です。
確定申告明けの3連休は、
私たち会計事務所業界にとっては
天の恵み??
今日は祝日。
代表取締役にまだ在任中だったら、、、
今日も幹部にこんなメールを
送っておられたかもしれません。
……………………………………………
休日の昼に
創業者の私が危機感高まる
真剣な檄文を
これだけ多数の関係幹部に送っても、
「すぐやる
必ずやる
できるまでやる」
の当社の精神に基づいて、
直ちに返事をしてくる人物と、
月曜日に会社に来てから
勤務時間内でしか
返事を返してこない人物。
両者の差が
大企業病にかかっているか
診断できるのである。
返事をしてきた時間軸を
表にして並べてみれば、
各幹部の危機感や
仕事への意気込みが
はっきりしてくる。
会社に出てきてから
返事をよこしてくる人物が
結構いることには、
正直失望落胆した。
……………………………………………
3月3日のこと。
ニデック不正会計に関する
「第三者調査報告書」
にて明るみに出た、
永守重信氏のパワハラの全貌。
この報告書では明白に
以下の通り結論付けられています。
「今般発覚した会計不正について、
最も責めを負うべきなのは、
永守氏であると言わざるを得ない。」
同氏は世間でかつて、
名経営者と賞賛されてきました。
著書の中でも、
「私は一貫して
“叱って”
人を育ててきた」
と述べておられます。
ただ調査報告書によれば、
「永守氏の叱責は罵倒に等しい」
と記載されています。
同氏の有名な言葉に、
「築城3年・落城3日」
というものがありますが、
今回の問題を発端に
2025年12月に代表取締役退任。
そのわずか2ヶ月後。
2026年2月には名誉会長も辞任。
記者会見を開かず、
説明責任を果たすこともなく、
身を引いた姿勢にも
批判の声が上がっています。
皮肉にも同氏の
“落城”
はあっけないものでした。
永守重信氏。1944年生まれの81歳。
安田隆夫氏。1949年生まれの76歳。
同世代の経営者人生の最終章は
あまりに対照的です。
ドンキ創業者の安田氏が
2024年6月に上梓した名著、
『運
ドン・キホーテ創業者の
最強の遺言」』
(文春新書)
にこんなくだりがあります。
……………………………………………
企業のトップは、
従業員の努力や苦労を知り、
そこに寄り添わなければならない。
全国の各店舗では、
従業員たちが現場の最前線に立ち、
日々汗をかいてくれている。
不満も多々あるだろうが、
それらを何とか腹におさめながら、
頑張ってくれているのだ。
彼ら彼女らの立場になって、
「こういうことを言われたら
燃え上がるだろうな」
と想像力を働かせるのだ。
その際、
「もっと儲けたい」
という経営側の主張は、
一切封印しなければならない。
……………………………………………
ただかくいう安田氏も、
創業当初は大変苦労したそうです。
各店舗では不正や横領が多発。
それでも人手不足のため、
横領した社員を
雇い続けざるを得ない。
当時は安田氏自身も、
「俺が、俺が」
と自分の成功だけを
考えていたとか。
ただ人が集まる会社においては、
「自分(経営者)の成功と幸せ」
ではなく、
「私たち(社員)の成功と幸せ」
という複数形にしなければ、
決していい運はめぐってこない。
これが集団運を上げる肝であると
同氏は述べておられます。
同氏は50代になってから、
経営者としての我欲を捨てた。
結果、業績は急速に伸びたそうです。
賃上げ&職場環境整備。
この2つの経営努力はまさに、
「私たち(社員)の成功と幸せ」
に相通ずるものでしょう。
厚労省もこんな経営努力をする
中小企業に対し、
【業務改善助成金】
の形態で支援しています。
賃上げと設備投資のセットで
助成金がもらえるとして、
大変人気の高い制度になっています。
令和8年度に際して、
この助成金に改正が入りました。
▼30円コース廃止
⇒ 最も使い勝手がよかったが、、、
⇒ 50円・70円・90円の3コースへ
▼少人数の賃上げに対する
助成上限額の引下げ
⇒ 賃上げ対象1名(社員数30名未満)
⇒ 令和7年度:最大80万円
(45円コース)
⇒ 令和8年度:最大40万円
(50円コース)
▼対象となる
事業場内最低賃金の要件変更
⇒ 例えば令和8年度の最低賃金が
1,150円に改定された場合、
現事業場内最低賃金が
1,149円以下の事業所が対象
▼募集期間の短縮:9~11月
⇒ 最も注意すべき改正事項!
⇒ 地域別最低賃金の改定時期に
合わせる形に変更へ
⇒ 9月1日~11月末日までの
3ヶ月間に募集期間を設定
令和8年度の賃上げと設備投資の
計画をどうするか?
この助成金の活用を検討するなら、
▼2026年9~11月
⇒ 賃上げ実施
⇒ 生産性アップのための設備投資
を計画すべきでしょう。
申請期間が始まってから、
見積りを取得していては間に合わず。
導入したいITツールや
機械の選定など、
相見積もりの取得を
今から準備しておいて下さいね。
私共TFPグループでは、
社労士法人も併設しており、
厚労省系の助成金のご支援も
行っております。
「うちは対象になる?」
「助成金はいくらもらえる?」
といった疑問があれば、
お問合せ下さい。
安田隆夫氏はこう言います。
……………………………………………
恐怖と服従で現場を委縮させれば、
短期的に業績が上向くこともある。
しかし、そうした手法に頼る組織は
遅かれ早かれ瓦解し、
最終的には大衰運を招く。
恐怖と服従の手法に走る経営者を
私は一流と認めない。
三流、四流レベルの経営者だ。
今どき
反社やマフィアの親分でもあるまいし、
威圧感を前面に出さなければ
組織を統率できない時点で、
評価はゼロどころかマイナスである。
私はそんな事例を
これまで嫌というほど見てきた。
……………………………………………
強運経営者と凶運経営者。
両者の決定的な違いを
理解しなければなりませんね。
皆様におかれましても、
有意義な3連休をお過ごし下さい。
今日も社長業を楽しみましょう。