こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&
経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO
岩佐孝彦@税理士です。
日経平均株価が好調です。
3日連続最高値(9月25日現在)。
ただ意外にも、
経営者という人種は、
投資をしていない人が多い。
なぜなら、お金が減ったら、
「稼げばよい」
と考えているからです。
確かに経営者は事業が成功すれば、
収入は青天井です。
ただ稼げばよいという考えは、
本当に危険です。
未来永劫、右肩上がりという
ビジネスは存在しません。
事業や会社というのは、
一つ間違えば、簡単に傾きます。
お金は湯水のように消え、
あっという間になくなるもの。
大塚家具や、
いきなりステーキがそうでしたね。
急成長&急拡大すれば、
「俺(私)って無敵なんじゃね?」
と考えがちですが、、、、
世の中そんなに甘くありません。
事業がダメになるのを見越して、
備えをしておかねばなりません。
そして勘違いしてはならないのは、
「お金を増やす
= 稼いで収入を高める」
ということではありません。
「お金を増やす
= 資産を作る」
ということです。
ただ資産を作ると言っても、
単に貯金を増やすことではない。
確かに日本人の多くは貯金大好き。
普通預金にお金を預けておけば、
安全だと考える人は多いです。
しかし、
普通預金に単に預けているのは、
馬鹿げているかもしれません。
なぜなら、
「貯金= 日本円に対する集中投資」
だからです。
わが国の人口減少という状況下で、
日本に集中投資というのは、
決して安全とは言えません。
ただ日本人の多くの誤解は、
「普通預金
= 変化せず、
いつでも使えるお金」
と考えていること。
変化しないから、
とても安心だという理屈です。
しかし、これは誤解です。
本質論で言えば、
「普通預金
= 変化しないが、
価値は減る」
ということなのです。
例えば米国のアップル銀行の
金利は約4%です。
アメリカの国債が4%。
相対的に見れば、
日本の普通預金は約4%
減っていることを意味します。
そう考えれば、
約10年で3分の1ぐらい減ります。
安全で変化しないと
私たちが考えている銀行預金は、
実は少しずつ価値が
減っているのです。
それでは、どうすべきか?
「インデックス投資
= 普通預金」
というように考える。
これも一つでしょう。
インデックス投資とは、
日経平均株価や
S&P500といった、
特定の株価指数の動きに
連動する投資手法です。
S&P500の過去20年間の
利回り実績はいくらか?
年利7.65%。
確かにインデックス投資をすれば、
短期で見れば、
増えたり減ったりしますが、
長期で見れば、
確実に増えています。
銀行に普通に預けるのではなく、
インデックス投資に回せば、
年利7%で計算すれば、
20年間で約4倍になります。
銀行口座は短期で見れば、
確かにノーリスクです。
半年とか1年の単位で見れば、
安全でしょう。
ただ20年というスパンで見れば、
半分になるリスクがあります。
ただオーナー経営者の場合、
「来年1億稼ぐ話は
興味あるけど、
20年かけて、
1億稼ぐ話は興味ない」
という人が多いです。
経営者という人種はとかく、
刺激を求めるからです。
確かにある商品が当たれば、
来年1億稼げるかもしれませんが、、、
仮にそれが上手くいっても、
10年・20年と続く保証はありません。
刺激を求めすぎるのは、
リスクが高いのです。
短期で大金を稼ぐと、
経営者は夜の世界に飛び出します。
すると、
お金が飛び交っているような
錯覚を覚えます。
一発当てて、
20代でフェラーリに乗っている。
そんな若手経営者があっという間に
消えているのはよくある話。
お金を短期で増やそうとするのは、
危険なのです。
本質論で言えば、
「お金は時間をかけると増える」
という真実です。
S&P500の過去20年間の実績は
年利7.65%ですが、
この程度の数字であれば、
短期で見ると大したお金になりません。
ただ30年のスパンで見ると、
どうなるかを考えてみて下さい。
月10万円をインデックス投資に回す。
オーナー経営者なら可能でしょう。
話を単純化するために、
年利10%と仮定すれば、
▼1年後
120万円 ⇒ 132万円
▼5年後
600万円 ⇒ 733万円
▼10年後
1,200万円 ⇒ 1,900万円
となります。
ここまで見れば、
「まあままかなあ。
でも、大したことないな。」
と考える経営者が多いと
思いますが、、、
しかし、侮るなかれ。
30年後には2億円。
複利の力は極めて大きいのです。
本気でお金を残したいなら、
お金と時間の相関関係を
知っておかねばなりません。
実は、
上記の考え方を経営者として、
実践する方法があります。
自社において、
「社会保険料を節減しながら、
インデックス投資ができる」
制度を導入すればよいのです。
そこで私(岩佐)が今回、
日本経営合理化協会に
上梓した音声教材では、
約6時間の5巻セットの講話の中で、
▼第3巻
老後資金を社員と共に
形成する「資産戦略」
として、
この制度設計の具体的内容について、
講話を収録しております。
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人手不足時代の資産戦略の新常識
~ オーナー社長が
社員と共に賢くお金を残す ~
(日本経営合理化協会)
収録時間:5時間57分
定価:55,000円
(会員価格:51,700円)
https://www.jmca.jp/prod/12130
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デジタル音源版はご購入後、
すぐにお聴き頂けます。
皆様のおかげで、
3ヶ月連続で、
売れ筋ランキング1位獲得しました。
『売れ筋ランキング
by 日本経営合理化協会』
https://www.jmca.jp/ranking/audio
社会保険料を節減しながら、
インデックス投資を行う。
そんな美味しい饅頭を
経営者が独りで食うべからず。
社員と共に共同歩調で、
お金を残す。
国策に乗って、
そんな制度を導入する。
これも、
人手不足時代の資産戦略なのです。
今日も社長業を楽しみましょう。