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【備蓄米】上杉鷹山 vs ダム経営

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

 

米に関する報道が

毎日続いていますね。

 

 

 「小泉農相 輸入米入札の

  前倒し表明」

 

 「随意契約の備蓄米

  沖縄以外で販売確認」 

 

これは昨日の報道です。

米が日本に伝来したのは、

縄文時代後期から

弥生時代にまで遡ります。

 

稲作技術と共に

ジャポニカ米が日本に伝来へ。

 

そうです。

日本の米の歴史は長いのです。

 

そして日本では古今東西、

 

 「米 = 備蓄のシンボル」

 

を意味していました。

1751年のこと。

上杉鷹山公は高鍋藩6代藩主の

次男として生まれました。

 

17歳で米沢15万石の

家督を継いだ時、

藩の財政は

窮乏のドン底にありました。

 

彼が相続する前の

大飢饉に際しても、

藩として、

領民救済のすべもなく、

多数の餓死者を出すという

悲惨な事態になっていた。

そこで鷹山公は率先節約の

範を示しつつ、

渦中に大倹約令を出すと共に、

有為の人材を抜擢して、  

殖産興業を図り、

 

また不時に備えて、

 

 「救荒米の備蓄」

 

に努めました。

その結果10年ほど後には、

備荒倉に米が満ちるようになり、

浅間山噴火による大飢饉でも、

米沢藩では、

難なく切り抜けたとか。

 

この後殖産興業も実り、

かつては

大きな借財で苦しんでいたが、

ゆとりある財政となったのです。

 

童門冬二氏の著書、

 

 『上杉鷹山の経営学』 (PHP文庫)

 

にもあるように、

 

救荒米の備蓄というのは、

 

 【ダム経営】

 

とも言えるでしょう。

ダム経営は有名ですね。

 

松下幸之助氏が提唱した

経営哲学です。

 

ダム経営というのは、

言い換えれば、

ある程度のゆとりを

あらかじめ持つということ。

 

100の資金が必要な場合は

110の資金を用意する。

これは【資金のダム】。

設備の稼働率は、

アイリスオーヤマのように、

70%の稼働率で

採算が取れるようにする。

 

これにより

需要が急に増えても、

支障なく供給でき、

ビジネスチャンスを逃さない。

これは【設備のダム】。

まさに上杉鷹山公の施策は、

経営に相通ずるのです。

このお話は次回に続きます。

今日も社長業を楽しみましょう。

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