こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
前回のお話の続きです。
社会保険料とどう対処するのか?
ここに私(岩佐)は、
経営者としてのコスト概念が
凝縮されると考えています。
インフレ下の今日では、
コスト削減努力も限界に達している。
賃上げはもちろん、
エネルギーコストも上昇し、
価格転嫁の機運で、
仕入原価も上昇している。
デフレ時代は、
コストをとにかく削減して、
利益を捻出する。
そんな経営手法が
時流だったかもしれません。
しかしインフレ下の今日では、
もはや通用しません。
人件費を無理に抑制すれば、
採用も定着もおぼつかない。
取引先に対しても、
価格転嫁を容認しなければ、
取引してもらえなくなっています。
コスト削減だけに走ると、
経営が危うくなっていく。
そんな時代に変化しているのです。
経営者としての
コスト概念はどうあるべきか?
▼三流のコスト概念
⇒ ムダ金を使う
⇒ 接待交際費(冗費)に注意!
⇒ 売上高の0.5%基準
⇒ 税務署は決算書をAI分析
(調査対象選定基準の一つ)
▼二流のコスト概念
⇒ ローコストオペレーション
⇒ ケチケチ作戦で、
コスト削減に走る
⇒ 現場が疲弊していく
▼一流のコスト概念
⇒ リーン&ストラテジック
⇒ 贅肉(ムダ金)をそぎ落とす
(リーン)
⇒ 浮いたコストを
戦略的に未来投資に回す
(ストラテジック)
⇒ インフレ対応ビジネスモデルへ
一流のコスト概念として、
いの一番にリーンすべきは、
社会保険料になるでしょう。
インフレ下では、
リーンすべきコスト対象を
他に見つけるのは大変です。
オーナー経営者として、
社会保険料の適正化対策は万全か?
▼役員報酬(社内で最高給取り)の
取り方の検討
*現役世代パターン
*65歳以上パターン
▼社会保険料のかからない
お金の取り方の実行
▼退職金制度の時流適応
*中退共や養老保険では、
社会保険料の節減効果なし
以上、顧問税理士にご相談下さい。
リーン&ストラテジックで
コストと賢く付き合うべし。
今日も社長業を楽しみましょう。