こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

消費税率が今月より変更されました。

消費税はある意味、税理士泣かせです。

赤字でもかかる税金だからです。

顧客からの“預かり”的性格を有するため、節税努力は難しい。

そんな側面がある税金です。

ただ消費税が免税になるとして以前はこんな規定がありました。

「資本金1000万円未満の新規設立法人
は設立2期まで原則、消費税免税である」

 

 

しかし、平成23年度の税制改正にて、
この規定が以下の通り変更になりました。

 

 

▼設立初年度の当初6ヶ月間を特定期間とする。

▼この期間において、課税売上高&人件費がともに
1000万円を超える。

▼その場合、2期目は課税事業者とする。

 

 

つまり、上記要件に該当すれば、免税効果は設立初年度のみ。

2期目は免税に該当しなくなりました。

新規設立法人が実質増税で、免税効果が半減したわけです。

ただ2期目が免税にならない場合の
対策として下記があります。

 

 

▼設立初年度の事業期間を12ヶ月ではなく、7ヶ月とする

こうすれば、

特定期間(設立初年度の当初6ヶ月間)の
売上高や人件費の金額いかんにかかわらず、

初年度限定の免税ではなく、

 

 

【1年7ヶ月(=19ヶ月間)】

 

 

の免税効果が得られることになりました。

しかし、初年度を7ヶ月間にする法人を設立すれば、
あらゆる法人が消費税免税になる??

そうでは決してありません。

下記の要件に該当する経営者は要注意!

 

 

『年商5億円を超えるグループ法人を
主宰する経営者の場合はNG』

 

 

つまり、消費税法上は下記2要件に該当する法人の場合、

消費税の免税効果は全くありません。

 

 

▼他の者や他の者に完全支配された法人が新規設立法人の

発行済株式数の50%超を保有している場合

▼上記の完全支配された法人が新規設立の法人の基準期間に

相当する期間の課税売上高が5億円を超える場合

 

 

以上、ご注意ください。

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消費税の歴史を振り返ると、導入は1989年4月。

導入時の税率は3%。

あれから30年の時を経て、10%になったのです。

消費税導入の立役者と言えば、竹下登氏。

野党や世論に強硬な反対意見が多かったにもかかわらず、

税制改革関連法案を強行採決。

日本初の付加価値税として、消費税導入にこぎつけました。

竹下登氏の孫として有名なタレントの
DAIGO氏は当時、

 

 

「お前のじいさんがあんな下らん税を導入しやがって!」

 

 

と教師から学校でなじられたとか。

消費税導入後の内閣支持率は、最低記録の8%へ。

DAIGO氏も当時を「俺の学校での支持率も低下した」

と回想されています。

 

 

竹下登氏にはこんな名言があります。

…………………………………………………

一に辛抱、二に忍耐。三、四がなくて、五に我慢。

…………………………………………………

竹下氏には“政界のおしん”の異名があったとか。
竹下氏は田中派の中でも、有力な総理候補でした。

しかし、田中角栄氏は自派の竹下氏の
台頭を喜ばず、押さえ込みました。

また、私生活でも苦労されています。

竹下家は島根県の300年続く名家で、
江戸時代には庄屋を務め、

1866年から代々造酒屋を営んでいた。

父の勇造氏は地域の名望家でした。

竹下氏は早稲田大学在学中に竹内政江と学生結婚。

しかし、妻を亡くした父の勇造氏は、
東京から戻ってきていた政江に干渉。

政江はノイローゼになる。

しかし、竹下氏は政江にこう言い放つ。

「父よりお前の方に問題がある!」

こうして、政江の苦悩に取り合うことはなかった。

その後、政江は竹下家の自室で首つり自殺。

しかし、死亡診断書では「病死」として
処理されたそうです。

これ以来、竹下氏は表立って人に対し、
怒りを表すことはなくなったとか。

その後、遠藤直子を後妻として迎える。

ほどなくして、直子は第一子を出産。

結婚からわずか4ヶ月の出産で、
竹下氏の実子として計算が合わない。

よって、父の勇造の子ではないかと噂されたそうです。

公私ともに耐え忍んだ人生。

親交のあった西部氏(評論家)は、
消費税導入前夜にこう言ったとか。

「竹下さんは地獄を見た人だから、消費税導入はできる。

むしろあなたでなければできない。腹をくくれ。」

竹下氏は「腹をくくった」と呼応したとか。

政治家としての覚悟に敬意を表します。

 

DAIGO氏によれば、

 

 

「アイムソーリー、ボクソーリー」

 

 

が竹下氏の帰宅後の当時の第一声だったとか。

(笑)

そんなお茶目な面をお持ちの総理大臣で
いらっしゃった竹下登氏。

竹下総理時代に『昭和』から『平成』へ。

そして今『令和』の時代になったのです。

大平内閣時代から数えて、
10年の時を経て消費税導入を実現した。

そんな竹下氏の“登”の由来は?

選挙で投票してもらう時に、
高齢者に覚えやすくするため。

そして、もう一つの意味があったとか。

 

 

「底辺から這い上がっていく」

 

素晴らしいですね。

令和は、国難の時代です。

その象徴が消費増税です。

しかし、消費税生みの親である竹下登氏のエネルギーを拝受し、

どんな国難にも耐え忍ぶ。

着実に事業を成長させ、悪い時も這い上がっていくべし。

今日も社長業を楽しみましょう。

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