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【持株会社】なぜ上場廃止となったのか?

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

東京出張から帰ってきました。

新規案件のご訪問やランチ会食の他、

3名のスタッフと共に

新規事業創造ための戦略会議参加など。

大変有意義な時間となりました。

 

首都圏の顧問先様全てを回れず、

残念でしたが、、、

またの機会でよろしくお願いします。

4月9日のこと。

大正製薬ホールディングスの

上場廃止が正式に発表されました。

 

リポビタンDやリアップで

有名な同社に何が起こったのか?

 

コンプラ違反等で

ペナルティを食らったのか?

 

答えはそんなネガティブな

理由ではありません。

あくまで、ポジティブな理由です。

同社主導による

 

【非上場化による

 意思決定の迅速化】

 

を図る方針で決定された次第です。

 

ベネッセHD、シダックス、

岩崎電気も同じ背景で上場廃止へ。

 

近年は東京証券所や経産省が

「株価を意識した経営をせよ」

と各上場企業に圧力を加えています。

 

そんな市場の変化に

身を沿わせるか否か?

 

大正製薬HDは【退出】を選択へ。

 

その結果、

【上原ファミリーのオーナー企業】

として意思決定を迅速にし、

従来より強みを持つ大衆製薬事業の

強化を図る方針だとか。

 

創業者の上原正吉氏は1964年から

松下幸之助氏を押さえて、

3年連続高額納税者番付に

名を連ねました。

 

同時期には第一次佐藤内閣にて

科学技術庁長官を務めました。

 

上原正吉氏にはこんな名言あり。

………………………………………

同族会社には長所がある。

それは独裁ができやすいこと。

 

商売は戦争である。

戦争は生命を賭けたものである。

どうしても勝たねばならない。

勝つためには、

即断・即決・速攻が

なくてはならない。

………………………………………

 

 

正吉氏がご逝去後40年を経過した今、

このDNAは今回の上場廃止により

結果として守られたのです。

大正製薬ホールディングスは早速、

内臓脂肪を減らす市販薬として、

『アライ』

の発売を発表しました。

 

 

体内で脂肪の吸収を阻害する

治療薬だとか。

 

 

お腹の脂肪が気になるオッサンの

私(岩佐)には魅力的ですが、、、、

(笑)

 

購入条件は厳しい?

男性は腹囲85センチ以上。

私(岩佐)は買えません、、、、

喜ぶべきか悲しむべきか??

 

今後の大正製薬の経営戦略に

注目です。

 

大正製薬ホールディングスは

今回上場廃止しましたが、

 

【持株会社

(=ホールディングス)】

 

は自社株対策として、

中小企業にも普及しています。

 

▼株価上昇分の37%税控除

▼受取配当金の益金不算入

 

などの税効果も得られます。

 

是非とも戦略性を持った運営を!

 

例えば、以下の狙いが考えられます。

 

▼企業グループの形成

*事業別に分社化

* エリア別に分社化

▼資本と経営の分離

*親族(外)承継に最適

▼プライベートカンパニー的性格

など。

 

あなたのビジョンや方針に

マッチした形態を設計して下さい。

 

経営の世界は常在戦場です。

だからこそ上原正吉氏の理念である、

【即断・即決・速攻】

が大切なのでしょう。

 

本日過去最高益の中間決算を発表。

そんなユニクロを展開する

ファーストリテイリングの柳井正氏も

【即断・即決・即実行】

が口癖です。

 

古今東西、

名経営者の思考回路は同じですね。

今日も社長業を楽しみましょう。

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