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新年度に際し、初心忘るべからず

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

新年度に際し、

気持ち新たに頑張りたいところですね。

 

誰もが知っていますが、

「初心忘るべからず」

という言葉があります。

元来は世阿弥の『花鏡』の言葉。

……………………………………………

是非の初心忘るべからず。

時々の初心忘るべからず。

老後の初心忘るべからず。

……………………………………………

経営者としての初心忘るべからず。

それは何か?

 

稲盛和夫氏の経営哲学である、

【楽観的に構想し、】

【悲観的に計画し、】

【楽観的に実行する】

という言葉ではないでしょうか。

稲盛氏はお客様のニーズに応じ、

新製品開発や新市場開拓など、

常に新しいテーマを考える。

 

ある程度考えがまとまると、

すぐに幹部を集め、

皆の意見を求めていたとか。

 

その時、目を輝かせて

頷いてくれる人もいるが、

稲盛氏がいくら情熱を傾けて、

一生懸命話をしても、

冷ややかに聞いている人もいる。

 

そんな人ほど有名大学出身の

優秀な人だったとか。

 

稲盛氏にしてみれば、

大きな可能性を秘めた

新しいビジネスについて、

その着想を話しているだけのこと。

 

細部に至るまで

検証したわけではない。

しかし、彼の否定的な意見のため、

稲盛氏の熱も

その場の雰囲気も冷め、

もしかしたら、

大きく花開いたかもしれない

ビジネスの種が芽が出ることなく、

終わってしまう。

 

そんなことが

幾度となくあったとか。

そこで、稲盛氏はプロセスごとに

集める人間を変え、

「選手交代」

を巧みに実践されていました。

 

▼楽観的に構想するとき

頭のいい優秀な人間ではなく、

すぐに稲盛氏の尻馬に乗り、

情熱を燃やしてくれるような

少し腰の軽いおっちょこちょいの

タイプの人間を集める

このようなタイプの人間は、

よく理解もしないうちから、

「それは面白い。

やりましょう。」

と稲盛氏のプランに

諸手を挙げて賛同してくれる。

稲盛氏にしてみれば、

気持ちがよく、

構想は更に夢あふれるものへ

新しいことにチャレンジするには、

様々な困難が予想されるだけに

構想段階で夢と希望を抱き、

「やれると信じ、楽観的に考える」

ことが大切である。

▼悲観的に計画するとき

冷徹で優秀な人間に選手交代へ

「技術がありません」

「設備もありません」

と次から次へとネガティブで

マイナスの条件を並べてくれる。

具体的に計画を練る段階では、

楽観的に行動を進めては、

必ず失敗してしまう。

問題点をすべて洗い出し、

シミュレーションを繰り返し、

計画を完全なものにする。

 

▼楽観的に行動するとき

再び楽観的な人間に選手交代へ

新しいことを推進していく時は、

往々にして

予期せぬ障害が起きる

そんな時に悲観的になっていては、

仕事が前に進まない。

たとえどんな問題が起ころうとも、

必ず克服できるはずだと信じ、

情熱を傾け、

一途に計画を推進していける。

そんな人材が実行段階では

必要である。

稲盛氏の経営者人生を振り返ると、

第二電電の携帯電話事業こそが、

【楽観的に構想し、】

【悲観的に計画し、】

【楽観的に実行する】

の実践だったとか。

 

当時の役員の中には、

NTT出身や郵政省出身など、

通信事業の専門家たちが多く在籍し、

社内では総スカンを食ったとか。

 

ただ周囲が猛反対する中で1人だけ、

「会長が言われる通り、

それは面白いと思います。」

と言った者がいました。

 

幾分楽観的で、

よく訳が分かっていない

ようでしたが、

「お前はいいことを言ってくれる。

皆が反対してもいい。

俺とお前の2人だけでやろう。」

と楽観的に構想したところから

始まったのです。

 

紆余曲折や色んな苦難を乗り越え、

現在はauとなり、

今や大事業となりました。

稲盛和夫氏はこう言いました。

……………………………………………

経営者が変化を恐れ、

挑戦するマインドを失っては、

その集団はやがて衰退の道を

歩み始めることになる。

経営者が現状に満足することなく、

常に変革と創造を

行うことができるか?

これこそが集団の運命を左右する。

……………………………………………

 

新年度に際し、

「新しいことに挑戦する」

「常に創造的な仕事をする」

という初心に帰りたい。

 

ただ新しいことをしようとすれば、

現実問題として、

投資コストを要します。

 

そのコストを銀行借入で

賄おうとすれば、

キャッシュフローの

問題が懸念されます。

 

借りたカネは返さないといけない。

よって、

稲盛氏の言葉は

頭では理解できても、

なかなか行動に移せない。

 

そんな経営者も

多いのではないでしょうか。

ただご安心ください。

 

以下は返済なしOK。

▼補助金(経済産業省)

▼助成金(厚生労働省)

▼税制優遇(財務省)

 

投資コストを最小化できます。

これらを活用することを考えれば、

「稲盛流“楽観的に構想する”」

を実践できるでしょう。

 

経営者の精神安定上、

これらは大きく貢献します。

 

しかし、稲盛氏の言葉を借りれば、

「楽観的に構想するだけでは、

必ず失敗する」

ということになります。

 

例えば、補助金申請に際しては、

『事業計画 =絵に描いた餅』

になっていないか?

 

そんな観点で厳しく審査されます。

悲観的に計画するというマインドが

事業計画に求められるのです。

その結果、採択が得られれば、

楽観的に実行することが大切です。

計画を実行していく過程では、

色んな問題が明らかになります。

 

採択決定通知をもらっても、

補助金入金までは長い道のりです。

▼交付申請

▼交付審査

▼交付決定

▼補助事業実施

▼事業報告

▼補助金請求

 

 

上記プロセスを経て、

ようやく入金になるのです。

 

上記事務手続きの過程では、

経産省事務局から、

あら捜しをされ、

差し戻しを受けることもあり。

 

しかし、

採択決定さえ得ていれば、

悲観的になる必要はありません。

 

事務局の指示に粘り腰で従い、

書類を粛々と申請していけば、

多少の時間を要しても、

補助金入金のゴールに辿り着けます。

そして、

補助金入金後は最終仕上げとして、

「税制優遇」

を実践しましょう。

 

補助金&助成金をもらっただけで

安堵してはいけません。

 

美しくフィニッシュを飾るには、

税制優遇も必要なのです。

 

そうしなければ、

せっかくの補助金&助成金は、

課税対象となり、

法人税等33.6%の

社外流出を招くことになります。

(黒字決算の場合)

 

このように、

体系だった継続的な

ご支援をするには、

ワンストップしかないのです。

 

補助金は中小企業診断士などの

コンサルタントに依頼する。

 

助成金は社労士事務所へ。

 

そして、決算申告の際には、

税理士に税制優遇を依頼する。

 

こんなバラバラ支援では、

どうしても限界が生じます。

流れが悪くなるのです。

 

お客様から見れば、

“つまみ食い”

では味が半減するでしょう。

 

そこで、

私共TFPグループは、

ワンストップでご支援いたします。

 

以下の要領で

オンラインセミナーを開催へ。

……………………………………………

《2023年度版》

助成金&補助金&税制優遇セミナー

~ 物価高に勇敢に立ち向かう ~

 

▼開催日時

令和5年4月14日(金)

18時~19時30分

 

▼場所:オンライン(Zoom)にて

(注)

ご参加の可否に関わらず、

収録動画とレジュメをお送りします。

 

お申込みはコチラをどうぞ!

https://www.tfp-j.com/online4.html

……………………………………………

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

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