こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&
経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO
岩佐孝彦@税理士です。
「たった0.25%の利上げ」
そう思っている経営者ほど、
要注意かもしれません。
日経新聞で先日、
気になる数字を見つけました。
日銀は政策金利を
1.00%程度から1.25%程度へ
今回の利上げによって、
日本企業の経常利益は、
【▲0.4%】
押し下げられるとの試算。
しかし資本金1,000万円未満の
中小企業に限定すれば、
何と、
【▲2.8%近く】
の減益だとか。
単純比較すれば、
約7倍のインパクトです。
なぜ、こんなに差が出るのか?
理由はシンプルです。
小規模企業ほど利益に対する
借入金の割合が大きいからです。
金利が上がれば、
同じ1億円を借りていても
支払利息は増えます。
たとえば借入金1億円で、
金利が0.25%上がれば、
単純計算で、
【年間25万円】
だけ利払いが増えます。
大したことない」
と思われるかもしれません。
でも今は、
原材料費も上がる。
人件費も上がる。
社会保険料の負担もある。
そこへ、
【金利まで上がる】
となれば、
中小企業にとっては、
ボディーブローが
何発も同時に来るようなもの。
社員と共に汗水流して
稼いだ利益が、
金利上昇で一瞬で
吹き飛んでしまう??
だからこれからは、
「いくら借りられるか?」
だけではなく、
【金利が1%上がっても、
利益を残せるか?】
まで考えておく必要があります。
金利は経営者には
コントロールできません。
原材料価格も、
為替も、
最低賃金も、
自分では決められません。
だからこそ、
自分たちで変えられる数字に
目を向けてほしいのです。
売価をいくら上げるのか?
粗利益率をどう改善するのか?
借入金をどう組み替えるのか?
不要な資産はないか?
そして、
いくらの利益を会社に残すのか?
これからの中小企業経営には、
【金利耐性】
という視点が
ますます重要になると
考えています。
つまり金利が上がった時に
「うちの会社に
いくら影響するのか」
を経営者自身が把握しておくこと。
私たちも日々、
顧問先の皆様と数字を見ながら、
本当に多くのことを
学ばせて頂いています。
金利が0.5%上がったら?
人件費が5%上がったら?
原材料費が3%上がったら?
そんな、
【まだ起きていない未来】
を数字で一緒に考える。
それこそが、
これから私たちに求められる
仕事なのでしょう。
今日も経営のかじ取りを
楽しみましょう。