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国が考える『2018年度の中小企業の健全な成長発展の姿』とは?

こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの

岩佐孝彦@税理士です。

昨日、衣笠祥雄氏(元広島カープ)の訃報のニュースがありました。

王貞治氏に続き、国民栄誉賞を受賞。

プロ野球記録2215試合連続出場の偉業を成し遂げる。

 

「野球選手になったら、
でかい家を買って、綺麗な女と結婚する」

 

そう夢見て広島に入団した青年は、入団後数年間は

遊びまくっていたとか。

当時広島には、米軍岩国基地がベトナム戦争の前線基地となっていた。

基地周辺は兵隊で溢れ、飲み屋やゴーゴークラブなど
飲食店で大いに賑わっていた。

衣笠氏は岩国基地まで遊びに行き、現地で仲良くなった兵隊達と
よく飲み明かしていたとか。

そんなある日、いつものように一緒に飲んでいた米兵の友人
に突然こう告げられる。

 

「明日ベトナムの戦地へ行くんだ」

 

衣笠氏はこの言葉に大きなショックを受けた。

好きな野球をやりながら、遊び回る自身を恥じた。

それ以後、彼は野球に真剣に打ち込むようになったといいます。

 

【不屈の鉄人ストーリー】の原点はここにあったのです。

プロ野球ファンの一人として、ご冥福をお祈りします。

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経済界にも、【不屈の鉄人ストーリー】を持つ名経営者がいます。

昨日の日経新聞の記事です。

2019年3月卒業予定の大学生による就職企業人気ランキングが掲載。

その中で興味深かったのは、

 

▼文系総合2位 日本航空(JAL)

 

だったこと。JALといえば、一時期は経営破たん…

2010年1月19日に会社更生法を適用申請により倒産。

しかし、一人の名経営者が立ち上がる。

2010年2月1日、稲盛和夫氏がトップに就任。

この日から、JALの再建の道がスタート。

8年後の今、大学生の就職人気ランキング2位!

JALは存続さえ危ぶまれた会社から、
稲盛氏の経営手腕で、

 

“真のいい会社&誇れる会社”

 

に生まれ変わったのです。敬服の限りです。

そんな稲盛和夫氏の名言は何といっても、

 

【人生の方程式】

 

でしょう。

稲盛氏の新刊『活きる力』プレジデント社にこんな記述があります。

……………………………………………………

人生の方程式とは、

「人生・仕事の結果

= 能力 × 考え方 × 熱意」

というものです。
人生はどうも、

この3つのファクターの積
で表せるのではないか。

私は鹿児島大学という、
当時では地方の一新制大学にすぎない
学校を出たわけです。

学校では若干勉強したつもりでしたが、
都会に出てくると、

私が受けて落ちた大阪大学や、京都大学
という優秀な大学を出た人がたくさんいる。

能力の面で、
どうしてもコンプレックスを抱いてしまう。

能力がないから、一生勝てないのか。

いや、そうではない。

一生懸命努力すれば、熱意があれば、
やっていけるはずだ。

それで『能力×熱意』という考え方を
思いついたわけです。

さらにそこに『考え方』という
ファクターがかかってきます。

考え方には、
ネガティブなマイナスの考え方もある。

よって、考え方がマイナスであれば、

積でかかりますから、
人生はすべてマイナスになってしまう。

……………………………………………………

人生の成功は、積であり、掛け算。

考え方次第では、ゼロどころか、マイナスになる??

本当に深いお言葉です。

 

稲盛氏の『掛け算理論』に対し、『足し算理論』

を説いた経営者がいます。

ヤマト宅急便を作った小倉昌男氏にこんな名言があります。

……………………………………………………

数学の理論では、1+1は必ず2になる。

だが、経営の論理では、
必ずしもそうとは限らない。

1+1が3になることもあれば、
1にしかならないこともある。

それが企業活動というものだ。

なぜ、1+1がいつも2にならないか?

それは人間のやることだからだ。
1+1が3になるように、
経営者は常に考えねばならない。

……………………………………………………

人生もビジネスも成果を最大化するには、

 

【相乗効果】

 

を常に狙うべし。

両名とも、この原理を説いていらっしゃるのです。

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私たち中小企業の経営者がお金を残す経営を実践するには、
【国策に乗る】

 

ことを常に考えねばなりません。

国策に乗れば、

▼優遇税制

▼助成金

という形で、いわば国からお金をもらいながら、
経営できることになります。

国に対し、ムダにお金を搾取されながら、
経営するのか??

それとも、

かしこくお金をもらいながら、経営するのか??

この差はとてつもなく大きいでしょう。

あなたの経営手腕によって、2018年度は、
この差がもっと大きくなる??

 

2018年度が始まり、
厚生労働省から今年度の助成金の概要が発表されました。

今年度の目玉としてマークしてほしいのは、

▼人材確保等支援助成金(設備改善等支援コース)

 

です。

平成30年4月1日より創設されました。

従来はなかった新メニューです。

具体的にはどんな助成金なのか??

設備投資をし、利益が増えた分を賃上げに回す。

そんな中小企業に対し、投資額に応じ、助成金が得られます。

つまり、以下の流れを作った中小企業を応援しようという主旨です。

 

▼設備投資

▼生産性向上

▼賃上げ

 

いま国は上記こそ、中小企業の健全な成長発展の姿

と考えているのです。

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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