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青年と悪魔の話

悪魔

 

こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

今日が私どものオフィスの仕事納めです。

今年も本当にお世話になりました。

昨夜は社内忘年会でした。

時間というのはあっという間に経過しますね。

年末になると毎年思い知らされるのが時の速さ。

 

中島薫氏の著書「お金の哲学」(サンマーク出版)にこんなお話が

書かれていました。年末ですので、シェアさせて頂きます。

 

(下記より引用)

20歳の青年がいました。

青年はその時、人生のすべてがうまくいっていなかった。

お金もないし、仕事もなかなか見つからない。

そのせいで恋もうまくいかないし、楽しいことも何もない。

毎日がつまらなくて、うんざりしていました。

 

「ああ、このまま何もなくてぱっとしないままで、自分の人生は終わって

いくのかなあ。」

 

青年がそう思ってため息をついたとき、どこからともなく悪魔が現れました。

そして青年にこう言いました。

「どうだ、俺と契約をしないか?」

 

契約とはどういうことかと青年が尋ねると、悪魔はこう言いました。

「お前の人生のうち40年分を俺にくれ。

お前は若いから、この先何十年も生きる。

ひょっとしたら100歳まで生きるかもしれない。

そうしたら、40年くらいは俺にくれてもいいだろう?

そのかわり、1億円をお前にやろう。

それで残りの人生を面白おかしく暮らすっていうのはどうだ?」

 

青年は考えました。

「40年か。仮に僕が80歳まで生きるとして、そこから40年を引いたら

40歳が僕の寿命ということか。

40歳で死ぬとしても、今が20歳だし、40歳まで20年。

それだけあったら、引き換えにもらった1億円で、やりたいことが全部できる

だろう。

こんなつまらない人生を80年、いやもっと過ごすかもしれないことを考えたら、

悪魔と契約するのもいいかもしれない。」

 

そう思い、悪魔の提案に乗ることを決めました。

そして青年はベッドに入って眠りにつきました。

次の朝、目を覚ましてから青年は昨夜のことを思い出し、不思議な気持ちになりました。

「夢だったのかな、昨日の悪魔は。変な夢を見たな。」

 

そう独り言を言いながら起き上がりテーブルの上を見ると、

何とそこには1億円がちゃんとあったのです。

悪魔の言ったことは本当だったのです。そして契約も。

青年は驚いて、しかし次には大喜びで踊りだしました。

 

「やった、やったぞ。あれは本当だったんだ!

僕はこの1億円で、これからやりたいことをやりつくすんだ!」

 

そして青年は晴れ晴れとした気持ちで、身支度を整えようと洗面所へ行きました。

そして洗面の鏡を見た瞬間、青年は驚いて叫び声をあげました。

 

そこに映っていたのは、60歳の老人だったのです。

青年は60歳になっていたのです。

悪魔が青年から持っていったのは、40歳から80歳までの40年間ではなく、

20歳から60歳までの40年間だったのです。

青年はその場に崩れ落ち、泣き叫びました。

(引用終わり)

 

 

同じ40年でも、若い時にしかできないことは60歳の青年にはもうできません。

1億円と引き換えに、若い素晴らしい時代を悪魔は持ち去りました。

 

大塚寿さんの著書「40代を後悔しない50のリスト」(ダイヤモンド社)でも、

▼40代を後悔している人はチャレンジしなかったことを最も悔やんでいる

▼40代の敵は「保身」である

と述べられています。

 

万物は流転しています。

全ては流れる川のように、ひとときとして同じ姿をとどめません。

諸行無常の原則は、組織やビジネス、さらには人間関係にも当てはまります。

組織は動き、ビジネスは変化します。現状維持はあり得ません。

何を得ようと何を失おうと、過去への未練は生まれないはず。

2013年度も終わろうとしています。

2014年へ向けて、今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

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