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「ゴミ」を「原材料」に変える。ニトリに学ぶ“捨てない経営”

こんにちは、JR大阪駅前の税理士法人&

経理代行事業のTFPグループ代表兼CEO

岩佐孝彦@税理士です。

 

 

「ゴミ」を「原材料」に変える。

 

これも立派な【財務戦略】です。

 

先日の日経新聞朝刊一面に、

興味深い記事がありました。

 

 

家具大手のニトリHDが、

2028年度上半期に埼玉県で、

 

【国内最大級のリサイクル施設】

 

を稼働させるというのです。

 

年間1万トン以上の

家具などを回収・分解し、

原材料として再資源化する。

 

家具は家電などと比べ、

リサイクルが進んでおらず、

これまで、

 

【約8割が廃棄】

 

されてきたとか。

 

つまり、これまで

「捨てるもの」だった家具を、

もう一度、

 

【使える資源】

 

に戻していくわけです。

 

この報道を見て単なる、

 

「環境対策」

 

の話として捉えるだけでは、

もったいないですね。

 

 

経営者として注目したいのは、

 

 

【コストに対する考え方】

 

 

です。

 

コスト削減というと、

多くの会社では、

 

 

「もっと安く仕入れられないか?」

「取引先に値下げしてもらえないか?」

「経費を削れないか?」

 

 

と考えます。

 

もちろん、それも必要です。

 

しかし、

ニトリの取り組みは

発想が少し違います。

安く買うのではなく、

 

 

【今まで捨てていたものを、

  もう一度使えないか?】

 

 

と考える。

 

 

つまり、「価格」を下げる前に、

 

【コストが発生する構造そのもの】

 

を変えようとしているのです。

 

例えば、

100円で仕入れたものを、

交渉によって

95円にしてもらう。

 

これも立派なコスト削減です。

 

しかし、

今まで捨てていたものを

再利用できれば、そもそも、

 

 

「新しく買う量」

 

そのものを

減らせる可能性があります。

 

 

さらに廃棄するために

お金を払っていたものが、

再び資源として

使えるようになるかもしれない。

 

 

ここにあるのは単なる、

 

【経費削減】

 

ではありません。

 

【資源の使い方を変える】

 

という発想です。

 

 

これは中小企業経営にも

そのまま当てはまります。

 

 

あなたの会社にも実は、

 

「捨てている利益」

 

はないでしょうか?

 

 

例えば、

売れずに眠っている在庫。

廃棄している端材。

ほとんど使われていない設備。

空いている倉庫やスペース。

眠っている顧客データ。

社員の頭の中だけにあるノウハウ。

 

 

さらには毎月繰り返している

ムダな事務作業。

 

 

紙に書いて、

Excelに入力して、

さらに会計ソフトにも

入力している。

 

 

同じ数字を、

何度も人間が

転記している。

 

 

これもある意味、

 

【経営資源の廃棄】

 

です。

だから、

これからのコスト削減は、

単に「経費を削る」だけでは不十分。

 

 

大切なのは、

 

 【経営資源の使い方を変える】

 

ことです。

 

 

人がやっていた仕事を

AIに任せる。

 

社内で抱えていた

間接業務を外注する。

 

紙で管理していたものを

クラウド化する。

 

眠っているデータを

経営判断に使う。

 

捨てていたものを

もう一度資源に戻す。

 

そう考えると、

 

「コスト削減」

 

という言葉の意味も

変わってきます。

 

これからの経営で重要になるのは、

 

【削る経営】

 

ではなく、

 

【活かす経営】

 

であると考えます。

 

 

人件費を削る。

広告費を削る。

設備投資を削る。

外注費を削る。

 

何でも削れば、

短期的には利益が出ます。

 

しかし、

会社の成長力まで

削ってしまっては意味がない。

 

 

大切なのは、

今ある経営資源から、

 

 

【どれだけ大きな付加価値を

生み出せるか?】

 

です。

 

財務的に考えても、

利益を増やす方法は、

売上を増やすことだけではありません。

 

売価を上げる。

販売数量を増やす。

変動費を下げる。

固定費の生産性を高める。

いろいろな方法があります。

 

 

ただし、ここで注意したいのは、

単純に、

 

「安くしよう」

「削ろう」

 

だけにならないこと。

 

むしろ、

 

 【今までコストだったものを、

  価値に変えられないか?】

 

と考える。

 

この視点が、

これからますます重要になるでしょう。

利益改善のヒントは、

損益計算書の中だけに

あるとは限りません。

 

数字は、結果です。

 

その数字を生み出している、

 

【仕事の仕組み】

 

まで見直す。

 

 

これこそが、これからの

財務戦略ではないでしょうか。

 

ニトリは、

「ゴミ」を

「原材料」に変えようとしている。

 

あなたの会社には、

 

【捨てている利益】

 

はありませんか?

 

今日も経営のかじ取りを

楽しみましょう。

 

 

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